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Studioすてら

湘南人

小田原駅東口を出てお堀端通りを歩くこと約5分。歴史ある城下町の風情を残すお堀端通りに、注目のカフェ「Studio すてら 小田原店」が2025年5月にオープンしました。

Studio すてらは控えめながらも洗練された存在感を放っています。外観から漂う落ち着いた佇まいに、思わず足を止める人も少なくありません。その魅力と背景を、じっくりご紹介します。

城下町の散策にふさわしいスポット「Studioすてら」

扉を開けると、ショーケースには鮮やかなジェラートが並び、隣にはパンやカンノーロの材料が整然とディスプレイされています。

店内の商品を支える珍しい六角形の什器には、大正時代のアンティーク家具が使われており、木の質感や取っ手の細工、年輪の風合いまで計算された上質な温もりを感じさせます。

家具ひとつひとつに「物語」がある──そんな空間づくりも、このお店の魅力のひとつです。

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木の温もりとガラスの透明感が調和した店内は、開放感の中に静けさが漂う、モダンで落ち着いた雰囲気です。

高い天井と大きな窓からはやわらかな光が差し込み、心までほどけるような穏やかな時間が流れています。

星のように輝く工房「Studio すてら」の想いと背景

Studio すてらは、箱根・湯本にある「Hakone Dolce studio STELLA」の姉妹店として誕生しました。

イタリア語で“星”を意味する「stella」に由来し、「湯本の静かな町で、星のように輝きたい」という思いから名づけられました。その想いは、小田原店にも息づいています。

ロゴに使われている“すてら”のひらがなは、柔らかな筆致で描かれた手書き文字。

スタッフの一人が自ら筆をとって書き上げたもので、職人が一つひとつ丁寧に作り上げるメニューと同じように、「手仕事の温もり」を象徴しているように感じられます。

“Studio”には「工房」という意味が込められています。

それはここが単なるスイーツショップではなく、素材を磨き、新しい味を生み出す創造の場であることを示しています。

箱根本店で培われた“素材から手づくりする”という哲学を受け継ぎ、観光と日常が交差する小田原の地でも、「ご褒美スイーツ」として愛される存在を目指しています。

また、社長自ら農園での収穫作業に参加することもあり、素材だけでなく、人とのつながりも大切にしている点も特徴的です。生産者の顔が見える関係づくりを通して、食材の背景まで丁寧に伝える──その姿勢が“すてら”の味の深みを支えています。

ショーケースはこだわり抜いた味わいの舞台

入店してすぐ目を引くジェラートのショーケースには、定番から季節限定まで、彩り豊かなフレーバーが並びます。今回は、ジェラート4種とシチリアの伝統菓子カンノーロをいただいてきました。

ピスタチオ

定番のピスタチオには、最高品質と名高いシチリア州ブロンテ産ピスタチオを使用。濃厚で奥行きのある香りが口いっぱいに広がり、その人気ぶりにも納得です。

キャラメル無花果

期間限定フレーバーも注目です。キャラメル無花果は、キャラメルのほろ苦さに小田原産無花果の酸味が重なり、後味は驚くほどさっぱり。

オータム・ナッツ・パラディソ

こちらは、芳ばしいナッツの香りに栗の甘みがふんわりと重なる、秋限定の贅沢な味わいです。

お客様の声から生まれた「快晴茶」

さらに、新たにレギュラーメニューに加わったのが「快晴茶」。お客様から「グリーンティ・フレーバーが欲しい」という声を受けて誕生したこの一品には、心温まるエピソードがあります。

小田原出身で現在も地元に暮らす社長と同じマンションに住む方が偶然来店し、「お茶を作っている知人がいる」と紹介してくれたことがきっかけ。
そのご縁から生まれたのが、開成町産「快晴茶」を使用した特別なジェラートでした。

ミルクをあえて加えず、茶葉本来の香りと清涼感を生かしたクリアな仕上がり。添えられた小田原産青レモンの皮を削り入れたマスカルポーネが、ふんわり・ねっとりと口の中で広がり、お茶の繊細な風味を一層引き立てています。

まさに「快晴茶」という名にふさわしい、清々しく後味の澄んだ逸品です。

シチリアの伝統菓子「カンノーロ」

そしてもうひとつの注目メニューがカンノーロ。店長自ら現地・シチリアまで赴き、現地の味を学ぶという本格派です。

サクサクに揚げたロール状の生地の中には、たっぷりのリコッタチーズ。中にはシロップ漬けにして刻んだ小田原産の梅と甘夏をそれぞれ練り込み、さらに果実をトッピング。

鮮やかな見た目ながら、甘さは控えめで後を引く味わい。本場の味わいを大切にしつつも、こだわりの素材に合わせた一味違う“計算されたような食べやすさ”が魅力です。
リコッタの軽やかさに果実の酸味が絶妙に溶け合い、思わずもうひと口…と手が伸びてしまう魅惑の一皿です。

五感で味わう“できたて”の工房空間

ぬくもりを感じられる木のテーブルには、毎朝焼き上げられるパンが並び、ジェラートと組み合わせて楽しむこともできます。

香ばしいパンの香りとジェラートの冷たさが交差する空間は、五感で“できたて”を楽しめる──まさに「Studio(工房)」の名にふさわしい場所です。

昼も夜も楽しめる、大人の贅沢な時間

お酒の種類も豊富で、お昼からでも気軽に楽しめるのも魅力のひとつ。

ジェラートや焼きたてのパンとともに、昼下がりの陽光を感じながらグラスを傾ける──そんな穏やかな時間がここにはあります。

夕暮れ時には、街の灯りが窓辺に映り、スイーツやカクテルをゆったりと味わう大人のひとときへ。昼の開放感と夕暮れの静けさ、二つの表情を併せ持つ「すてら」で、穏やかな一杯を楽しんでみてください。

まとめ|小田原の街に灯る“星”のようなひととき

観光客と地元客がゆるやかに行き交い、まさに“城下町”の情緒を感じられるひとときがここにはあります。小田原城址公園やお堀端を散策したあとに立ち寄ってひと息つくのも、買い物や仕事帰りにふと立ち寄ってくつろぐのも、毎日に小さなご褒美を添えてくれる時間です。

今後は、ジェラートやパンと相性の良い軽食メニューも、徐々に増えていく予定とのこと。訪れるたびに新しい発見が待っており、スイーツだけでなく、食事のひとときまで楽しめる“街のカフェ”としての進化にも期待が高まります。

手仕事の温もりに包まれながら、焼きたての香りと季節のジェラートをゆっくりと味わうことができる「Studio すてら 小田原店」は、まさにこの街の新しい星です。
次に小田原を訪れるときは、ぜひ足を運び、星の名を持つこの工房で、心まで満たされる時間を過ごしてみてください。

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最寄り駅
小田原駅, 小田原駅, 小田原駅, JR東海道新幹線, JR東海道本線, 伊豆箱根鉄道大雄山線, 小田原駅, 小田急小田原線, 小田原駅, 箱根登山鉄道線

住所
〒250-0011 神奈川県小田原市栄町1-9-10 1階

駅徒歩
小田原駅から徒歩5分

営業日
月曜日, 火曜日, 木曜日, 金曜日, 土曜日, 日曜日

営業時間
11:00~22:00

定休日
水曜日

予約
予約不可

電話番号
0465-208-437

受付開始
登録なし

受付終了
登録なし

予算(下限)
500

予算(上限)
2000

支払い方法
現金, クレジットカード, 電子マネー, QRコード決済

席数
約30席

席の種類
テーブル席, ソファー席

席の種類詳細
ベンチ

個室
無し

貸切
貸切不可

喫煙可否

駐車場
無し

設備・サービス
オシャレな空間, 落ち着いた空間

コース内容

ドリンクメニュー

利用シーン

アクセス

サービス

お子様連れ
可能

公式サイト
https://www.instagram.com/studio_stella_odawara, https://studiostella-odawara.com

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