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「彼女に一途だから」だけじゃない。「浮気はしない」と言い切る男性たちの本音

ウレぴあ総研

お付き合いしている彼女がいれば、浮気をしないのは当たり前といえます。

それでも、彼女に隠れて別の女性と深い仲になることを楽しむ男性がいるのは、残念なことですよね。

一方で、「浮気はしない」ときっぱり言い切る男性たちも、実際にいます。

彼女を裏切らない理由は何なのか、「一途だから」以外にもある男性たちの気持ちについて、ご紹介します。

「浮気」が壊すもの

「悪友というか、何年も仲のいい男友達がいますが、彼女がいるのにこっそり裏では別の人と遊んでいて、仲間内でも『やめておけよ』とよく言われていました。

『バレなきゃ傷つけないから』と偉そうに言っていたそいつが大変な目にあったのは、手を出したのが彼女の会社の後輩社員だったから。

彼女とのデートをドタキャンして、その後輩社員と会っているのを彼女の友達に見られて、そこからふたりは大喧嘩になり、お互いに『自分こそ彼女』と言い張っている、とそいつは頭を抱えていました。

彼女の会社でもふたりの小競り合いみたいなのが続いているようで、『責任を取って』と同時に迫られているらしく、自業自得ですよね。

ふたりに謝るしかないだろうと俺たちは言っていたのですが、そいつは『どっちも切る』と言い出して、本当に勝手だなと思いましたね。

女性ふたりを傷つけておいて謝罪もしないそいつを見て、『付き合いきれない』と仲間内では縁を切るやつも出てきて、俺も連絡をやめました。

今そいつがどうしているのかは知りませんが、浮気が壊すのは自分の人間関係も含まれるのを、目の当たりにしましたね……」(32歳/金融)

他人の恋愛であっても、あまりに不誠実な様子を目にすれば、関係を切ろうと思うのは当然ではないでしょうか。

縁を切ると決めるのは、彼女や浮気相手に対して冷たい仕打ちができる人間は、つまり自分にもそうなる可能性が高いとわかるからですよね。

浮気はどんな理由があれ正当化できるものではなく、発覚したときに恋人や浮気相手にどんな対応をするかには、その人の本性が出るといえます。

どちらも切ってしまえばいい、と自分のことしか考えない姿は、距離の近い友人だからこそ今後の付き合い方を考え直すきっかけになり得ます。

「その自分」が周囲からどんな目で見られるかも、忘れてはいけません。

社内恋愛と噂話のコワさ

「勤めている会社で、社内恋愛で二股をしていたのがバレて上司からこっぴどく叱られたうえに、降格させられた人を知っています。

配置転換でその人がいる部署になったときに、女性の社員から『あの人って、実はね』とそのことを聞かされて、数年前のことなのにいまだに言う人がいるのかと、そっちにびっくりしました。

その人を見ていると、大きなミスをすると『また二股でもしているのでは』と陰口を言われるのが聞こえてきて、ぞっとしましたね……。

その人は普通に仕事をしていますが、近付く女性がいないのは見ていてわかりました。

僕は彼女がいるけど他人の恋愛とか興味がないし、正直に言えば社内恋愛のせいで降格の処分を受けたりするのかと少し違和感があったのですが、よく考えたら社内の風紀を乱すし業務にも支障を来すし、尾を引いて当たり前ですよね。

会社なんて仕事さえできればいいと思っていたのですが、私生活でネガティブな印象を持たれたら昇進も叶わないのだと実感して、浮気は絶対にしないと決めています。

僕にその人のことを話した女性社員のように、他人のそんな噂話が好きな人はどこにでもいるし、社内恋愛でなくても何かあればこうやって話題にされるのだなと思いました。

浮気とか二股とか、やっていること自体が悪いし何かで罰は受けますよね……」(28歳/セールス)

社内恋愛は、好きな人が身近なことがメリットである反面、浮気や二股などが露呈すればそのまま自分の評価につながる現実を、忘れてはいけません。

時間が経ってもなかなかその事実を忘れてもらえないのは、当事者が近いことや噂好きな人の存在など、自分ではどうにもならない要因もあります。

「仕事で挽回できる」と思う人は多いですが、筆者が知る限り、私生活の乱れで社内の空気を悪くする事実を作ってしまった人は、相応に厳しい目で見られるのが現実です。

恋愛はプライベートなことであっても、会社の人間関係に持ち込んでしまえば何かあったときに影響を避けられません。それは、常にプラスとは限らないのですね。

浮気や二股は悪いことだからこそ、人から悪い関心を持たれ続けるのであって、「浮気はしない」のが何よりも正解といえます。

本当に許せなかった彼女の浮気h2>

「数年前、元カノの浮気が発覚して別れました。

別の男と遊んでいたのを『あなたが忙しくて会ってくれないから』と俺のせいにされて、別れた後もなぜか俺が元カノを大事にしていなかったとおかしな噂を流されました。

腹が立って、元カノに正面から『嘘をつくのはやめてほしい』と言ったら、それでまた俺が元カノを攻撃したみたいなことを吹聴されて、人間不信になりかけましたね。

俺を信じてくれる友人ももちろんいたし、そんな噂も数ヶ月で消えたけれど、あのとき感じたのは『浮気をするような人間はどこまでも自分の保身しか考えない』ということです。

結局、自分が俺を裏切ったのをごまかしたいから、そうやって嘘を付くんですよね。

俺を傷つけてでも自分を悪く言われるのは避けたい元カノのやり方が、本当に許せなかったです。

そもそも浮気なんて俺は考えないけれど、いざそんなことをしたら人はこう変わるのだと目の当たりにして、自分は絶対にしないと改めて思いましたね。

元カノは俺と別れた後でその浮気相手とすぐ付き合いだしたけれど、そっちとも一ヶ月経たずに別れたと聞きました。

そんな恋愛を繰り返して何が楽しいのか、わかりません」(29歳/配送)

自分の浮気をごまかすために、元恋人を悪者にでっち上げる人は男女関係なくいますが、好きだった人のそんな姿は大きなダメージを受けるものです。

こちらのケースでは、「こんな人とは思わなかった」と男性は繰り返していましたが、変わってしまうのは「浮気は人に責められるものと理解している」から。

こんな豹変を知ったからこそ浮気のおそろしさが身近になり、自分についてもその可能性を否定できないのは、正常な感覚ではないでしょうか。

浮気はしないのが当たり前、自分の価値はいつでも自分が守っていたいですね。

恋人に一途だからほかの異性に目を向けない、のは自然な気持ちである一方で、浮気がもたらすネガティブな影響を目の当たりにすれば、「浮気はしない」と改めて誓うのは自分のためといえます。

道を誤ってしまえばその事実が消えることはなく、事が終わった後もいつどこでそれを持ち出されるか、わかりません。

近しい人を裏切らないのが本来の正しい在り方だと、改めて考えたいですね。

(mimot.(ミモット)/弘田 香)

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