第57回全日本大学駅伝【前日会見】國學院大學・前田康弘監督
第57回全日本大学駅伝【前日取材】國學院大學・前田康弘監督
━━今大会のテーマ、目標は?
「2連覇をしに来ました。出雲駅伝で連覇を達成して、全日本も連覇を目指す形になりますが、出雲の時よりも選手のコンディションを1段階、2段階上げることができたと思います。この全日本で、日本一をもう一回取りたい。学生も同じ思いでこの1年間チームを作ってきましたので、まずはここでしっかり連覇を達成して、國學院大學の存在価値や強さを発信したいと思っています」
━━大エース平林(清澄、現ロジスティード)選手が卒業したが、去年と比べて今年のチームが勝っているのは?
「やはり平林の存在は大きかったと思います。山本(歩夢、現旭化成)も区間新でここを走りMVPを取りましたので。ただ、上原(琉翔、4年)、青木(瑠郁、4年)、高山(豪起、4年)を中心に昨年も彼らがいい仕事をしたから優勝できたのかなというところと、若い選手層も育ってきています。今回この全日本で初めて起用する選手が複数いますので、その選手を見てもらいたいと思っています」
━━現状のオーダーを見てレースの展望、戦い方、そして鍵になる選手は?
「この全日本大学駅伝は7区・8区に素晴らしい選手が並んでいると思います。昨年もそうでしたけれども、やはり全日本は7区・8区で大きく順位が入れ替わる。ここが大将戦なのかなというところで、大学駅伝界を代表する佐藤(圭汰、駒澤4年)君であったり、黒田(朝日、青山学院4年)君、山口(智規、早稲田4年)君が来るんでしょうし、7区はすごいレベルになるのかなと思っています。私たちは昨年8区でやっと先頭に立ったんです。前半あまり攻められてないので、今年の戦い方は、前半しっかり主導権を握るようなレースをしたいという思いは私の中にあります。
後半もしっかりとした選手を置くんですけれども、前半ないし中盤ぐらいで先頭に立つようなレースをしたいなと思っています。
鍵になる選手は、出雲の3区で留学生と対等に戦った野中(恒亨、3年)が一つキーになってくると思いますので、野中のところで攻撃に転じていければと思っています」
━━他にも高山選手、青木選手の名前が補員の中にありますが、当日変更はありますか?
「はい、3枚。何もなければ予定通り替えます」
━━8区の山川(拓馬、駒澤4年)選手は何秒差であれば追いつける、または逃げ切れると考えていますか?
「山川選手が先頭で(襷を)もらうと、なかなか駅伝力の高い選手なので、トントンか、30秒、20秒以内であれば、うちの上原も力をつけていますので、いいアンカー対決になると思います」