第57回全日本大学駅伝【前日会見】駒澤大学・藤田敦史監督
「出雲駅伝は5位で、チームとして非常に悔しい思いをいたしました。学生たちは三冠を獲るつもりで今季駅伝に臨んでまいりましたが、出雲を落としたことで、全日本と箱根の二冠をぜひ達成したいという思いです。出雲で負けたことでチームの絆が非常に強くなったところを感じております。選手の状態におきましても、出雲から格段に上がっておりまして、今回、正選手8名、補員5名登録しましたが、誰を使っても遜色ない走りができる自信があります。それとプラスして何より佐藤圭汰(4年)が全日本から戻ってまいりましたので、我々としては、この相性がいい全日本で17度目の優勝を狙って、今季ここまで準備してまいりましたので、優勝という二文字を取れるようにチーム一丸となってしっかり頑張ってまいりたいと思います」
━━優勝する自信は?
「勝負事なのでこれはやってみないと分からないところはありますが、自信はだいぶ私の中でも手応えとしてはあるかなと思います。アンカーに信頼を置いている山川(拓馬、4年)を配置しておりますので、彼が最後我々の目指す順位を獲ってくれるんじゃないかなと私も思っておりますので楽しみに見ていただければと思います」
━━山川拓馬選手について
「山川は普段から時計を付けずに走って、とにかく目の前にランナーがいれば追うかたち(の選手)です。出雲の時も順位が遅れてきましたので少しでも追うというかたちで、前半の最初の2kmぐらいは2分40秒切るペースで入っていきましたし、気持ちが非常に強い選手なので、國學院大學の上原選手ともいい勝負が出来るんじゃないかなと、そんな自信はありますね」
━━レースの展望、 今年の戦い方、そして鍵になる選手は
「今回、7区に佐藤圭汰、8区に山川拓馬と配置しておりますので、間違いなく最後は駒澤が勝つという演出をできればいいなと配置をしました。ただ伊藤蒼唯(4年)、谷中(晴、2年)を補員に回しておりますので、彼らを前半、中盤に置いて。國學院前田監督から『野中(恒亨、3年)くんをエントリーして攻撃に転じる』という話がありましたが、我々は佐藤圭汰、山川拓馬を7区、8区に配置しても前半区間をしっかりしのげる選手を置いていますので、しっかり流れに乗って7区、8区で勝負という意識は持っております。そういうレースが体現できれば優勝は十分狙えるのではないかと思います」
━━佐藤圭汰の状態はどのくらい上がってきているのでしょうか?
「出雲の時もだいぶ練習は積めていたんですけれども、まだスピード練習というところが足りていないところもありましたので、出雲は外れました。全日本はスピード、スタミナともに練習がだいぶ充実してきましたのでしっかり自信を持って配置しました」
━━8区山川拓馬は渡辺康幸さんの日本人最高記録は狙うのか
「本人には渡辺さんの記録は意識しなさいということは伝えています。ただ気持ちが強い選手なので狙いすぎると固くなるというか、プレッシャーがかかるので、本人には“普通に走って超えなさい”と言っています。キャプテンなのでチームが勝つことが最優先ですね。ですから勝ちを意識しながらタイムも出すということをやれるだけの練習を今年積んできましたので、そういった走りをしてくれるんじゃないかなと思います」
━━佐藤圭汰の故障について
「佐藤に関しては、大八木(弘明)総監督がずっと見ていますけれども、7月の日本選手権の前の6月に、恥骨の炎症が見つかりまして、一度怪我した場所だったのでかなり慎重に、治すのに少し時間をかけた。夏の合宿も全く別行動でトレーニングを自分で積んで、9月ぐらいから少しずつやり始めてというところ。出雲のエントリーの時点ではまだスピード練習までは踏み込めていなかったので、出雲のエントリーからは外しました。ただその後順調に練習することができました。この全日本に関しては、多分本人の中ではまだまだ7割とかそのぐらいの状態ではあるかなというふうには思いますけれども、逆に前半のスピード区間に入るよりも後半の自分のペースで押していくような区間の方が自信があるということでしたので、7区に自信を持って配置をしました。7区は、2分50秒ぐらいのペースでいけばだいたい49分後半から50分くらいで行く計算になりますので、そのくらいではおそらく行ける状態までは戻っているんじゃないかなと思います」
━━区間新記録のペースで行ける
「新記録を狙うかどうかというのはまた別の話ではありますけれども、本人の中ではとにかくチームに貢献する、それをただ1点考えて走るということで話していました。チームを押し上げる走りをしてくれるんじゃないかなと期待をしています」