<葬式に妊婦は縁起ワルイ?>義父が亡くなり義実家へ……「常識ないんじゃない?」ヒドい【まんが】
私はミネ。家族3人で暮らしています。みなさんは「迷信」を信じていますか? 私も子どもの頃は「夜に爪を切ってはいけない」など言われていましたが、今では普通に夜に爪を切っています。学生時代は「恋に効果があるジンクス」など楽しくやりましたが、とくに効果はなかった……。迷信があることも、信じている人もいることは理解しているけれど、私自身は「守らなくてはならない」という思いはほぼありません。今回はそんな私の「迷信にまつわるエピソード」です。
私は義実家が本当に苦手なのです。「長男の嫁」「わが家のしきたり」こんなことを当然のように言う義母がいるからです。旦那も実家の生活が息苦しく大学入学を機に家を出たそうです。だから私と旦那の意見は「結婚してもそのまま県外で暮らす、同居は絶対にしない」で合致していました。
座る暇もなく大変でしたが(ひっきりなしに来客があってしんどい……。でも家族が亡くなった、こんなときくらい助けてあげないと)そう思っていたのに……。「長男の嫁なんだから、このくらいは言われなくてもしないとね~」義母はここぞとばかりに嫌味を言ってくる始末。
義母は迷信を信じるタイプのようです。義母曰く「妊婦は葬式に出てはいけない」という迷信があるとのこと。 (ほうほう、それが常識ですか。日本には何個くらい迷信があると思っているんですかね? その全部を守るつもりですか? そのすべてを知らないと「常識がない」と判断されるんですか? どの迷信を守って、どの迷信を守らないか決めているのはお義母さん自身ですよね。じゃあ私が信じている迷信をお義母さんが知らなかったら、お義母さんも非常識ってことですよね~?)
私は義母の嫌味で瞬時に頭のなかが戦闘態勢に入ったのです。本人に思ったことをそのまま伝えませんが、今後のために「自分は考え方が違います」ということは話していきたいと思います。
常識じゃなく迷信!売られたケンカは買う!同レベル仕返し
ノゾミ「私妊娠中だし、無理はできないし縁起も悪いらしいから、いろいろよろしくねー!」 (いろいろよろしくね……?)(妊娠中でも遊びとか楽しいことはやって、面倒なことはしたくないってだけでは……?) 頭にきた私はスマホを取り出しました。
自分のバッグをガサゴソする私。そこへちょうど旦那がきました。 旦那「どうしたの?」 ミネ「探し物」(あった!) ミネ「一緒に来て! お義姉さんのところ!」 旦那「?」義母「?」 近くにいた義母も私の行動を不思議に思い、後ろからついてきました。
そんなに迷信が大事なら、付き合ってあげますよ、という気持ちで検索して調べました。 迷信と迷信をぶつけたらどちらが強いのでしょう? 調べた限り、義母たちが信じている「妊婦は葬儀に出てはいけない」に対抗するのがこれかな? と思ったのです。 これで納得するはずなんですけどね。義姉も迷信を盾に手伝うことを避けていたなら、他の迷信に従って今から挨拶くらいはできますよね。何も気にすることなく義父を見送ってあげられるだろうし、あ~よかった。私の親切をムダにしないでくださいね?
「嫁だから」じゃない!人としてお手伝い!古い考えは捨て
横で聞いていた旦那が義母と義姉に向かって言ってくれました。 「嫌なことや大変なことを全部ミネに押し付けて、それってすごく意地悪な人間のすることだと思うけど」 義母と義姉はたじろいています。さらに……。
旦那は親戚の失礼な発言にしっかり反論してくれます。 「妻だって仕事をしているんだ。そのうえに家のことや義家族のことをやれって? それってもう奴隷みたいじゃないか」 「俺は愛する人と一緒にいたいから結婚をしただけで、奴隷が欲しかったわけじゃない」
本気で迷信を信じているのなら、その人の価値観として聞いてあげなければならないときもあると思います。でも義母と義姉の場合、違いますよね。迷信を建前に「手伝いをしたくない」「長男の嫁にやらせたい」という本音をヒシヒシと感じたのです。 また迷信と同じく、「長男の嫁がすべてやる」なんていうのも、守らなくてもいい価値観だと私は思っています。 大変そうな人がいたら手伝う、困っている人がいたら助ける、そういう人間になれたほうが迷信や古い価値観を守るよりもいいことではないでしょうか。