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芸能生活67年・映画出演100作以上!日本映画界の至宝・吉行和子の温かい演技に心が解きほぐれる『ココでのはなし』本編映像

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芸能生活67年・映画出演100作以上!日本映画界の至宝・吉行和子の温かい演技に心が解きほぐれる『ココでのはなし』本編映像

都会の喧騒に佇むゲストハウス「ココ」を舞台に、住み込みバイトの詩子と「ココ」に集う人々の交流と愛おしい日々を綴った映画『ココでのはなし』が、11月8日(金)より公開される。このたび、芸能生活67年に渡り日本映画界の第一線で活躍し、映画出演は100作以上、日本映画界の至宝・吉行和子の温かい演技に心が解きほぐれる本編映像が解禁となった。

今を切に生きる人々に贈る、珠玉の物語

「第39回ワルシャワ国際映画祭」でのワールドプレミア上映を皮切りに、インディ映画では異例となる10以上の海外の映画祭で上映され、市井の人々への温かい眼差しと美しい映像で世界中で高い評価を得た本作が、ついに待望の日本公開される。

『ココでのはなし』©︎2023 BPPS Inc.

主人公の詩子には、『猫は逃げた』(今泉力哉監督)で注目を浴び、2024年は『走れない人の走り方』(蘇鈺淳監督)、『SUPER HAPPY FOREVER』(五十嵐耕平監督)と主演・メインキャスト作が続く山本奈衣瑠。若者たちの心の拠り所となる泉さんを日本映画界を牽引してきた吉行和子が演じ、小柄な身体で纏う風格とチャーミングな役どころで魅了する。さらに、俳優として多くの作品に出演し『DitO』で監督デビューを果たした結城貴史、『MONDAYS』(竹林亮監督)、『Cloud クラウド』(黒沢清監督)など話題作への出演が続く三河悠冴、映像や舞台を中心に活躍の場を広げる生越千晴、そして多芸多才で愛されるモト冬樹など、世代を超えて才能あふれる演技人が集結した。

そして、注目のキャストと珠玉の物語を世界に送り出したのは、18歳から独学で映画制作の道に入ったという、現在31歳の新鋭監督・こささりょうま。長編デビュー作となる本作では、これまでMVやドラマで培った手腕で、今を切に生きる人々の機微と営みを丁寧に紡ぎ出す。

都会の喧騒に佇むゲストハウス「ココ」に住み込みで働く詩子(山本奈衣瑠)が、元旅人でオーナーの博文(結城貴史)と、SNSにハマりライフハック動画を配信する泉さん(吉行和子)と共に慎ましくも満ち足りた生活を送っている。ココにやってくるのは、バイト先が潰れてしまい目標もなくくすぶっている青年・存(三河悠冴)、声優の夢を諦め就職しようとするも、両親から帰国を促されている中国人のシャオルー(生越千晴)など、悩みを抱える若者たち。そして笑顔でお客さんを迎える詩子にも、父親(モト冬樹)との確執、そしてわけあって田舎を飛び出してきた過去があった…。

『ココでのはなし』©︎2023 BPPS Inc.

「“若い”のなんて人生のうちの一瞬よ!」

忙しない日々の中で今を切に生きる若者たちの姿を丁寧に描き出した本作は、これが長編デビュー作となる31歳の新鋭こささりょうま監督をはじめ、スタッフ・キャストともに日本の映画界の未来を担う若い才能が集結している。そして彼らを、一番近くで役柄同様に温かく見守っていたのが、日本映画界の至宝・吉行和子だ。

高校在学中に劇団民藝付属水品研究所へ入所後、1957年に舞台「アンネの日記」で主役のアンネ役を急遽代役で演じ、初舞台を踏んだ。以来、日本アカデミー賞優秀主演女優賞、毎日映画コンクール田中絹代賞をはじめ、数々の舞台・映画で賞を受賞し、初舞台から67年に渡り日本映画界・演劇界の第一線で活躍してきた。

本作で吉行は、SNSにハマりライフハック動画を配信する泉さん役をチャーミングに演じきっている。このユニークなキャラクターは、実は、こささりょうま監督の母親がゲーム配信者だったことがきっかけで、その要素が取り込まれた。もともと自身の母親を題材に映画をつくろうとしていたこささ監督は、準備のために山田洋次監督作品、小津安二郎監督作品、さらには『ゴッドファーザー』まで様々な家族を描いた作品を鑑賞した。そして、尊敬する山田洋次監督作品にも数多く出演した吉行和子を迎えられて喜びも一入だった。監督は撮影を振り返り、「本当に凄かった!まだ若手の自分にも真摯に向き合ってくれて感激した」と語っている。一方吉行は、「こささ監督を中心に、若い人たちの仲間に入れて貰えて、とても楽しい撮影現場でした」と振り返っている。

映像は、吉行和子演じる“泉さん”が、悩みを抱える若者たちに「みんななんか焦ってない?若いから焦るのは分かるけど。“若い”のなんて人生のうちの一瞬よ!」と語りかけるシーン。ゲストハウスのオーナーもアルバイトも宿泊客も関係なく縁側に集まり、それぞれの抱える本音を少しだけ明かした若者たちに、泉さんはさらに「休憩が大事。考えながら、休んでいいのよ。急ぐと疲れちゃうじゃない!」と語りかける。日々に疲れてしまっている人々の心を少しずつ解きほぐしていく温かいシーンとなっている。

『ココでのはなし』©︎2023 BPPS Inc.

『ココでのはなし』は11月8日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国公開

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