【富里市】房総ポーク100%使用の「末廣農場ハム」が初代グランプリに輝く! 「千葉県民がおっぺす!おくりものグランプリ2024」
千葉県の食の魅力を伝える企画「千葉県民がおっぺす!おくりものグランプリ2024」(主催:株式会社地域新聞社後援:千葉県)で、富里市の観光・交流拠点施設「末廣(すえひろ)農場」の「末廣農場ハム」が初代グランプリに選ばれました。
県民が「推す」逸品を全国へプッシュ
「おっぺす」とは「押す」という意味の千葉県南部の方言。
「押す」を「推す」に置き換えて、千葉の食の魅力を県民が薦めて、選んで、全国へ発信しよう、というイベントが昨年初めて開催されました。
多くの県民の意見を集めるためオンライン投票も実施。
選考には商品に込められたストーリーや、商品の千葉県らしさ、品質や食味・デザインなどの商品力が問われます。
最終選考会には有識者の他、公募で集まった60人の県民も参加し、出品者の熱い思いのこもったプレゼンテーションに耳を傾け、実食審査にも挑みました。
「末廣農場ハム」のこだわり
「末廣農場」オープン時から場長の飛田和さんがこだわってきたのは、かつてこの地にあった富里の農の発展に大きく寄与した旧末廣農場経営者の三菱財閥3代目社長岩崎久彌が大正時代に実際に食べていた食の再現。
当時を知る古老を訪ね試行錯誤を繰り返し、旧末廣農場の流れをくむ堀江ファームと二人三脚で「末廣農場ハム」を開発しました。
飛田和さんは「思いを込めて作ったハムの受賞は本当にうれしい。末廣農場では幻の豚ダイヤモンドポークも食べられるのでぜひ足を運んでほしい」と話します。
受賞後は品薄状態でうれしい悲鳴
受賞後の反響は予想以上で、取材に訪れた昨年12月半ばは、年末の贈答品シーズンということもあって地方発送を希望する人も多く、需要に供給が追い付かない状態。
臭みの少ないスッキリとしたうまみが特徴の房総ポーク100%のハムは生でもおいしく食べられますが「少し焼くとさらにおいしい」という購入者の声も聞かれました。
現在は「おくりものグランプリ」らしく贈答用の箱も考案中とのことでした。
「末廣農場ハム」を扱っているのは生産数に限りがあるため今のところ末廣農場だけですが、富里市のふるさと納税の返礼品にも名を連ねています。
「大正から蘇った末廣農場ハム」の味は令和の舌も魅了したようです。(取材・執筆/明石鯛)
※問い合わせ
電話番号/0476-93-1200 末廣農場
住所/千葉県富里市七栄650の206
定休日/月曜日