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「なんでできないの」「後から始めた子の方がうまく見える...」親の不安や焦りを軽くする サッカー少年少女の親の心得

サカイク

サカイクでは、上手くなる、勝たせるの前に大事な親の心得10か条を提案しています。近年は年に何度か希望チームに配布するキャンペーンを行っています。

これまでにチラシを手に取った多くの方から「気づきがあった」「見直すきっかけになった」といった声が寄せられました。

 今回も、とあるチームより実際に寄せられた保護者の反応を紹介しながら、子どもとの関わり方における"変化"や"学び"を掘り下げていきます。

 

 

関連記事:子どもの主体性に任せる指導は甘い? 厳しい指導を求める親も多い中、それでも楚辺SCが「サカイク10の心得」を実践する理由

 

■「なんでできないの」と苛立ってたが、やってみてわかった子どもの気持ち

 

「サッカー経験者ではないし運動が苦手で、子どもに『サッカーやろう』と言われても困るばかりだった」と話すある保護者。

そんな中、チラシを見て「自分も楽しんでみよう」と思い立ち、子どもと一緒に公園でパス練習を始めたそうです。

実際にやってみると、全然うまくいかない。でもそれが逆に、子どもが感じていることを理解するきっかけになりました。これまでは『なんでできないの?』と苛立つこともあったけれど、今は『どうしたらできるか』を一緒に考えたり、動画を見るようになりました」

子どもと"同じ目線"に立つことで、これまで見えていなかったものが見え、よりわが子への理解が深まったようです。

 

■我が子だけでなく、チームの子どもにも役立てたいと思って始めた行動

「母親としてできるサポートは何か」を考えた方は、ジュニアアスリート向けの栄養本を購入し、食事やマッサージを学び始めたそうです。

「自分の子だけでなく、チームの子どもたちにも役立てたいと思っています」とのこと。

サッカーはチームに任せて、子どもたちの健康や安全な成長に目を向けるだけでなく、実際に動き出したのは素晴らしいことですね。

 

■ミスをしたとき・試合で負けた時こそポジティブな声掛けをするように

いろんな感想の中でも多く寄せられたのが「ミスをしたとき・試合で負けた時こそポジティブな声掛けをするようになった」という声でした。

多くの保護者の方が最初このろにやりがちなのが、子どもがミスしたときや負けた時に「なにやってんの」「なんで○○したの(しなかったの)」など、ネガティブな言葉をかけがちです。

ですが、ミスしたことはサッカーをしている子ども自身理解していますし、ダメ出しされたらやる気も消失してしまいますよね。

失敗を責めるのではなく、「次、どうしたらいいか一緒に考えよう」という姿勢が、子どもを次のステップへと導いてくれるはずです。

 

■サッカー経験者の保護者がやりがちな「声のかけ方」に気づいた

今回特に多く寄せられたのが、「声のかけ方」に関する変化です。

こちらも、子どもより親のほうが熱くなってしまっていることに気づかされた、という保護者の声。

自身がサッカー経験者ゆえ、試合中つい熱くなって"コーチングのような声かけ"をしていた保護者も、「それはコーチの役割だと気づきました」と振り返ります。

「つい口出ししたくなる瞬間もあるけれどグッと抑えて、今は『頑張れ!』『ナイスプレー!』と、あくまで応援に徹するようにしています」

 

■ほかの子と比べるのではなく、見守る

 

他の子とわが子を比べて落ち込んでしまう----そんな経験をした保護者も少なくありません。

後から始めた子の方がうまく見えると、つい『なんでうちの子は......』と思ってしまって。でもチラシを見て、どちらが先とかではなく、成長のスピードは人それぞれだし得意不得意も人それぞれだと思い出しました」

うちの子なりに成長しているのは確かなので、これからも我が子の成長と努力をしっかり見ていこうと思います」

子どもが自分なりに努力し、少しずつ成長している事実に目を向けることで、焦りや不安が和らいだという声が多く寄せられました。

 

■練習の内容や結果ではなく「今日も楽しくできた?」と聞くようになった

また、「練習後には必ず『今日も楽しくできた?』と声をかけるようになった」という方も。

うまくいったことも、うまくいかなかったことも一緒に振り返る時間を持つことが、子どもにとって安心感や自己理解を深める時間になっているようです。

 

■子どもたちの「お手本」になれる大人に

サッカーを通じて、子どもたちは技術だけでなく、仲間との関係や思いやりも学んでいきます。

ある保護者は、「他の子を傷つける発言をしている場面で、しっかり注意するようになった」と話します。

「子どもたちにとって大人の行動はお手本。自分自身の言動にも気をつけるようになりました。お手本になれるような大人が一人でも多くなるよう他の保護者にも呼び掛けます」

保護者同士の関係性などにもよりますが、よその子の発言は、なかなか注意しにくかったりするものです。

それでも、子どもたちがサッカーを心から楽しむために、大人が自身の在り方を変えられたというのは、大変すばらしい行動変容です。

 

■申込者自身も、子どもたちへの接し方を見直すきっかけになった

今回のチラシ配布をきっかけに、多くの保護者が「関わり方を見直すきっかけになった」と答えてくれました。

「もう一度自分を振り返る機会になりました」

そんな前向きな感想の数々は、子どもたちにとっても大きな励みになるはずです。

保護者自身がアップデートすることで、子どもたちはもっとサッカーを楽しみ、その結果、人生が豊かになっていくものなのです。

ぜひあなたのチームでもシェアしてみませんか?

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