【古本&読書カフェ 大力餅】深草で50年愛されてきた食堂が復活!安心・安全なヘルシーメニューと本を楽しむ癒しの時間を過ごそう♪
こんにちは、夏と秋に開催される古本市が大好きなミヤマグチです。
古本市の魅力はたくさんある本の中から、パっと目に入った一冊との出会いがあるところ。
今回ご紹介するお店でも、そんな素敵なセレンディピティが味わえるはずです。
“京都伏見深草で地域貢献できるお店を作りたい”という想いで復活した名店
こちらが「古本&読書カフェ 大力餅」さん。
直違橋通(本町通)を北上し、第二軍道とのT字路にあるお店です。
「大力餅」と聞くとピンとくる方も多いと思いますが、元はこの地で大衆食堂として営業されていました。
現在の店主・小川健太郎さんのご両親が昭和41(1966)年から約50年間営まれていたお店でしたが、ご高齢になれたこともあって数年前から閉店状態になっていたそうです。
場所柄、近くには大学も多いので、ご両親の時代は多くの学生さんが大盛りの定食を食べにこられていたそうで、実際にお父さんも「安く美味しい料理で、お客さんのお腹を一杯にしたい!」と語られていたとのこと。
大学卒業後は転勤族サラリーマンとして全国各地を飛び回っていたという小川さん。
2011年に東日本大震災が発生したタイミングに赴任していた東北で被災されたことなどもきっかけとなり京都に戻りコンサルタントとして起業。
そして2020年のコロナ禍で在宅・リモートによる仕事が続き、「自分は何をすべきか?」と次のステップを考えたときにたどり着いたのが“生まれ育った深草の地で、地域貢献できる場所を作りたい”という想いだったそうです。
その後小川さんはこの実家のお店を継ぐことでその想いを実現することを決意。
お店のコンセプトとしてこの4つを掲げられました。
・地域の方に読書にも適した静かな空間を提供する
・健康的な食材で健康的な食事を提供する
・興味の入り口となる偶然の出会い(セレンディピティ)のあるお店にする
・地域の良いものを紹介するハブのようなお店になる
そして2023年9月、「お客さまにホッとリラックスしてもらって、明日への活力になるお店」をめざし【古本&読書カフェ 大力餅】として再オープンされました。
この昭和レトロな空間が生まれ変わってこんなお店に!
昔から本が大好きだったという小川さんが実際に買って読まれた本が壁一面に並んでいます。
「幻」「心」「探」といったカテゴリごとに面白そうな本がたくさん!
古本市に来た気分になりますね。
まさにセレンディピティがありそうな予感です♪
読書好きなお子さま向けコーナーも有。子育て世代が楽しめるような読書イベントも企画中♪
本棚を眺めているとこんなコーナーも発見しました。
ムーミンやプーさんなど誰もが知ってるキャラクターの名前も見えますね。
星の王子様は翻訳者違いで何冊もあるのも興味深い。これは読書っ子必見のラインアップですね。
実際に親子連れで来られて、それぞれ好きな本をじっくりと読まれる方も増えてきているそうです。
また、お店ではいろいろなイベントも展開されています。
例えばこちらの「READING PARTY」
定休日に希望者を募って、お店を貸し切りにして、ただただ好きな本を読むだけのイベント!
参加費は飲食代のみというのも嬉しいですね。時間を気にせず読書に没頭できそう。
今までは「親子」メインのイベントなどは展開されていませんでしたが、今後は「親子限定バージョンの読書企画」など、子どもたちが多少騒いでも気にせず本を楽しめるような場を作ってみることも検討されているそうです。
実現すれば子育て中のパパママにとっては嬉しいイベントであること間違いなしですね。
ちなみにこんなイベントも予定されていますよ。
ぬか漬けの先生を講師に招いた体験レッスン、私もなかなかうまくぬか漬けを続けられないので興味津々。
こんな感じの生活に密着した企画があると、地域には欠かせないお店になっていきますよね。
地元の健康的な食材を使った、おいしいヘルシーメニューたち
そしてなんといってもお店で出される料理が魅力的なんです!
「子どものころから父親の手伝いでいろいろな料理を作っていたし、社会人になってからも転勤のたびにその地方の料理の魅力にハマっていっていた」という小川さんがとことんこだわるのが『食材』です。
野菜やお米、さらにはお出汁やコーヒーに至るまで、京都(さらには地元・伏見の)良い素材を目利きして集められています。
そしてその食材を使って作られるのが身体にやさしいヘルシーなメニュー。
例えばこちらは大人気の定食です。
先ほどイベントの紹介でもありましたが、発酵食材の代表格「ぬか漬け」をふんだんに使ったメニューで大人気だそうです。
もちろん野菜もしっかりセレクトされていますよ。
そしてこちらも人気メニュー。
こちらも発酵レシピです。
週替わりでどんなスープが登場するかはお楽しみに♪
ちなみに先代からのレシピを引き継がれた自家製の「おはぎ」はキッズたにも大人気!
どれも信頼できる食材で作られているから、パパママも安心してお子さまに食べさせられますね。
今でも店先では数量限定で販売されていますがすぐに売り切れちゃうみたいです。
その他、「お出汁メニュー」としてうどんのラインアップも揃っていますので、寒い冬にはぜひあたたまる一品をお試しあれ♪
ちなみに先ほどのぬか漬けは「おつまみ」としてオススメのお酒ともいただけるので、夜の読書&晩酌という楽しみ方もできちゃいますね。
これからの展開がめちゃくちゃ楽しみなお店「大力餅」さん。
きっと皆さんにとっての新しい発見・出会いがあるはずですよ。
ぜひふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■スポット情報
店舗名:古本&読書カフェ 力餅
住所:京都市伏見区深草直違橋六丁目293−2
営業時間:12:00〜21:00
※金曜日と土曜日 12:00〜23:00
日曜日 12:〜20:00
定休日: 木曜日(隔週で水曜日と連休)
交通:京阪藤森駅下車徒歩約5分