上宮田長島さん 門外漢が記した郷土の記録
三浦市南下浦町上宮田在住の長島文夫さん(89)=写真=が先ごろ、住んでいるまちの出来事などを書き記した『上宮田のもろもろの記録4』を発行した。1991年の初版からライフワークとして30年以上にわたり手掛けてきた三浦海岸シリーズの17作目。
長島さんは47歳で心筋梗塞を発症して勤務先を退職。その後、リハビリとして行っていた散歩をきっかけに郷土の歴史に興味を持つようになったという。足が不自由で広範囲の取材が難しいため、「三浦海岸(上宮田)を中心とした域内の出来事とそこに暮らす住民に影響するであろう事に絞って記録してきた」と話す長島さん。私見を一切挟まずに事実だけを伝える年表形式だが、過去の発行物を含めて蓄積してきた情報から三浦の来し方や自治体としての趨勢を俯瞰的に捉えることができる。頒価2千円。三浦市内の図書館などに寄贈している。
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