切って漬けるだけ!簡単で美味しい……。「新玉ねぎ」を使った血液サラサラ最強おかず
新玉ねぎは春になると出回り、安い価格で手に入ります。ただし、通年出回っている玉ねぎと違い乾燥処理されていないので、日持ちしないのが難点。食べきれないときは、「酢玉ねぎ」にするのがおすすめです。今回は、酢玉ねぎの効能と作り方、おすすめアレンジレシピを紹介します。
新玉ねぎは「酢玉ねぎ」にするのがおすすめ!
1年を通していつでも購入できる茶色い皮の玉ねぎは、収穫後に乾燥処理されてから出荷されます。
それに対して、収穫後すぐに出荷されるのが新玉ねぎです。
乾燥処理がない分、みずみずしくてやわらかく、辛みが少ないのが特徴!
新玉ねぎと普通の玉ねぎに栄養成分の違いはありませんが、水分が多いことから新玉ねぎの方が傷みやすい傾向があります……。
そのため、新玉ねぎを手に入れたら、殺菌作用のある酢を使った「酢玉ねぎ」にして日持ちさせるのがおすすめです♪
実は酢玉ねぎは、体にも嬉しい最強おかず!
玉ねぎに含まれるアリシンやケルセチンには、動脈硬化予防やダイエット効果を期待できます。
また、食物繊維やオリゴ糖が腸内環境を整え、便通を改善したり免疫力を高めたりしてくれますよ。
酢玉ねぎの作り方
【材料】新玉ねぎ 大2個分
・新玉ねぎ 大2個
・お好みの酢 400ml
・はちみつ 大さじ4
【作り方】
今回は、醸造酢を使って作ってみました!
1. 保存容器を消毒する。(煮沸もしくはアルコール消毒)
2. 新玉ねぎは皮をむいて上下を切り落とし、芯を取る。
3. 繊維を断ち切るようにスライスする。
4. 保存容器に新玉ねぎ・酢・はちみつを入れ、ひと混ぜする。
5. 冷蔵庫で保存する。
翌日から食べられ、10日ほど日持ちします。
※玉ねぎは水にさらすと栄養素が流出してしまうので要注意!辛みが気になる場合は、スライスしたあと15分ほど置いてから酢漬けにしてください。
※はちみつを使用していますので、1歳未満の乳児には与えないでください。
【ポイント 玉ねぎの切り方】
玉ねぎを切るときは、繊維を断ち切るようにスライスするのがポイント!
繊維と垂直に包丁を入れましょう。
切った断面から水分が流出しやすいため、早く漬けられますよ。
酢玉ねぎはそのまま食べても美味しいですが、「納豆に混ぜる」「冷奴にのせる」「ドレッシングに使う」など、いろいろなアレンジで楽しむのも◎
また、玉ねぎに含まれるアリシンには疲労回復に効果があるビタミンB1の吸収率を高める働きがあるので、豚肉と一緒に食べるとより効果的です。
酢玉ねぎを食べるときは、他のものと一緒にお腹に入れることを意識しましょう。
空腹時に酢玉ねぎを食べると胃を痛める恐れがあります。
1日50g位を目安に食べてくださいね。
【簡単レシピ】酢玉ねぎ冷奴
豆腐と一緒に食べることで、酢玉ねぎの酸味が軽減して美味しくいただけます。
豆腐に含まれるサポニンには、動脈硬化予防や血液をサラサラにする効果、さらには脂肪の吸収を抑える効果が!
酢玉ねぎと一緒に食べることによって、動脈硬化予防やダイエット効果が高まります。
ビタミンDと一緒に摂取すると豆腐に含まれるカルシウムの吸収率が高まるため、鰹節をのせるのがおすすめです。
【材料】大人1人分
・豆腐 150g(好きな分でOK)
・酢玉ねぎ 大さじ1
・めんつゆ 適量
・お好きな薬味(今回は鰹節、小ねぎ、おろし生姜)
【作り方】
今回は、鰹節・小ねぎ・おろし生姜を用意しました!
豆腐に酢玉ねぎと薬味をのせ、めんつゆをかければあっという間に完成♪
【簡単レシピ】焼き鮭のマリネ
鮭を揚げ焼きにして、酢玉ねぎ・パプリカ・オリーブオイルで和えるレシピ。
ボリュームがあるので、メインのおかずにもなります。
鮭の色素であるアスタキサンチンには、動脈硬化予防や老化防止に役立つ強い抗酸化作用があるため、酢玉ねぎとも相性バツグンです。
【材料】大人2人分
・生鮭 2切れ
・塩胡椒 適量
・薄力粉 大さじ2
・オリーブオイル 大さじ1
・パプリカ 1/4個
・(A)酢たまねぎ 大さじ4
・(A)オリーブオイル 大さじ1
・(A)塩胡椒 適量
【作り方】
1. 骨をとって食べやすい大きさに切った生鮭に塩胡椒をふり、薄力粉をまぶす。
2. フライパンに多めのオリーブオイルを入れて熱し、鮭を両面こんがり揚げ焼きにする。
3. パプリカをスライスし、Aと合わせておく。
4. Aに焼いた鮭を和えれば完成。すぐ食べても、15分ほど冷蔵庫で寝かせて味をなじませても◎
もっとボリュームを出したいときは、きのこを加えてみましょう。
きのこを入れる場合は電子レンジで加熱してから、Aと一緒に和えてくださいね。
新玉ねぎを使った「酢玉ねぎ」で健康になろう!
今回は、新玉ねぎを使った酢玉ねぎの効能・作り方・簡単アレンジレシピをご紹介しました。
栄養たっぷりで、いろいろなアレンジを楽しめる酢玉ねぎ。
新玉ねぎが手に入ったら、ぜひ作ってみてくださいね。
◆ライター / 管理栄養士Miki
管理栄養士。
年長・年少・1歳の元気な3兄弟をワンオペ育児中。
給食委託会社にて厨房の衛生指導や従業員教育を中心に10年勤務後、ライターに転職しました。
子どもたちの相手をしながら作るごはんは、栄養のバランスが取れつつ、とにかく時短!又はほったらかしで出来ることを意識して作っています。
健康を意識しながらおいしく食べることは、ストレス解消になり、体調の改善も期待できます。是非普段の食事に役立てていただけたら嬉しいです!