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山も海もマチもぜーんぶ見える!コスパはなまるの「小さな名山」がやっぱり大好き!【北海道小樽市・塩谷丸山】

Sitakke

Sitakke

北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を紹介する連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」。

自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」が盛りだくさんです!

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

連載開始から2年、私の「ホームマウンテン」で、改めて北海道の登山の基本や、山ごはんの魅力を見つめ直してきました。
小樽にある小さな名山「塩谷丸山」です。

標高629メートルの低山で、頂上までは約1時間30分。
とっておきの絶景に会いたくて、年に何度も訪れています。

絶景のあとのもうひとつのごほうびが、また格別!
絶品山ごはんも待っています!

登山の基本、私の装備は…

まず、北海道の山に登るなら必ず意識したいこと。クマ対策の基本から。

私は、必ずクマ鈴とクマスプレーを持っています。
クマスプレーは、いざというときにすぐに使えるように腰に!

塩谷丸山は低山で登りやすい山ではありますが、登山靴はやっぱり必要。
岩に乗ったときのグリップ力が違うんです。
私はねんざ癖があるので、なるべくかかとが高めのものを履いています。

それから服装。長袖や長ズボンが基本です。
ダニや虫も結構いるので、なるべく肌の露出を控えるように心がけています。

## 堀内美里にとって登山とは

私は、山に登っていると自分のことが好きになれるんですよね。

山に登って、頑張って自分で歩いた先で振り返って景色を見たときに、「私ここまで自分の足で歩いてこれるんだ、やればできるじゃん」って思える。

山は私にとって前向きな気持ちになれるパワースポットでもあるんです。

大好き!“いっぷく”タイム

さあ、ちょうどいい休憩スポットを発見したので、ひと休みします。
お腹も空いてきたので“いっぷく”タイム!
きょうの山おやつは、札幌市手稲区にある「菓子屋 山といっぷく」のマフィンです。
店主の藤原さんも登山が好きで、「山で食べるおやつを特別なひとときにしましょう」というコンセプトでやっているお店です。

しっとり、甘くて体に染み渡る…!幸せ~!

いっぱい歩いてカロリーを使って、血糖値が下がってしまうと具合が悪くなってしまうこともあります。

おいしいおやつで栄養補給しながら、無理せず楽しんで登山してくださいね。

家族で山へ…つらいけど楽しい

登山開始から50分。
岩が多くなってきて、疲れが出てくるタイミング。
しかもこれまでずっと樹林帯で、景色を楽しめていないんです…。早く絶景に出会いたい!

そんな険しい道中に、元気いっぱいの小さな登山家を発見!
7歳のその男の子に塩谷丸山登山の魅力を聞いてみました。

「スリル満点。大きな岩があって、そんな簡単に行けないところとか」

お父さんは「子どもと一緒に楽しめるような低い山でと思って始めました」と話していました。
家族で一緒に登山、ステキです!

お母さんも「目標があったらがんばれます」と笑顔。

男の子に「登山は楽しい?」と聞いてみると、即答で「楽しい!」。
でも「つらくない?」と聞いてみると、「うん…いや、つらい!」。

思わずみんなで笑いあいます。

つらいけど楽しい。その気持ちを家族で分かち合う。
一歩ずつ進む背中が、なんだかまぶしく見えました。

「コスパはなまる」の絶景へ到着!

さあ、もう少しで山頂。

景色も開けてきて、テンションがあがります。

ついに到着!
629メートルの標識を発見です!

この絶景を見たかった…!
山々、そして海、マチまで見渡せます。すばらしい!

しかし、塩谷丸山にはもっといいスポットがあるんです…!
木々を抜けて奥へ…急に開けたそこでみえるのが…。

これぞ大自然!雲にも手が届きそうな景色。
登ってきて良かったと思わせてくれる、気持ちのいい空間が広がっています。

絶景のあとは、もうひとつのお待ちかねの時間です!

好きなものを全部のせ!わんぱくな味がしみる…!

おいしい山ごはん、ごほうびの時間です。
今回作るのは、山ごはんの定番カレーライスです。

カットする手間はなるべく減らせるように、野菜は切ってから持っていくと便利です。

登山を始めたころは、そもそも山ごはんを作る発想がなく、ただ登っていました。

でもある日登ったときに、山頂でインスタントラーメンを食べている人がいたんです。
それがあまりにもおいしそうで…。

「私も山ごはん作ってみたい!」と思いました。
初めて作ったインスタントラーメン、おいしかったな…あれで登山にハマりました。

メスティンでは同時にごはんを炊いていました!

良かった!おいしそう…!
このおこげが「外でごはんを作っている」っていう感じがしますよね。
興奮します!

なるべく出来あいの食材を使い、時短で作るのも山ごはんのポイント。
私の好きをギュッと詰め込んだ「トッピング山もりカレー」の完成です!

うーん!おいしい!わんぱくな味!!
 

登山によって失われた塩分とカロリーをひとくちで補えます。

私にとって「塩谷丸山」は、やっぱりホームマウンテン!

360度どこを見渡しても自然があって、マチを、海を見下ろして、人がいて…そしてこんな雄大な景色の中で食べる山ごはんがやっぱり最高です!

北海道にはたくさん魅力的な山、魅力的な自然があります。
その魅力が皆さんに伝わるようにこれからもたくさん発信したいと思います!

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は登山時(2025年6月)の情報に基づきます。

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