『寒がりな犬種』5選 冬場に弱いワンコの特徴や寒がっているときにする行動まで
寒がりな犬の特徴や寒がっている時のサインとは
犬は犬種によって寒さに対する耐性が異なります。一般的に子犬や老犬、さらにシングルコート犬種や暖かい地域出身の犬種は寒さに弱い傾向が顕著です。
また、犬が寒がっているときは以下のような行動を見せます。
✔体をぎゅっと丸めて同じ場所から動こうとしない
✔ブルブルと体を小刻みに震わせている
✔毛布などに鼻先を隠す
以上のような行動がみられる場合は、犬が寒さを感じているサインです。室温を暖房などで調整してあげたり、ブランケットを用意してあげましょう。
寒い冬には要注意!『寒がりな犬種』5選
寒がりな犬種は多くいますが、ここでは厳選して寒がりな犬種を5種、ご紹介します。
1.チワワ
チワワは犬の中でも特に寒がりな犬種といわれています。その理由は、シングルコート犬種であることと体が小さいからです。
また、チワワの原産国は、温暖な気候が特徴的なメキシコです。そのため、適温は25℃前後といわれており、日本の厳しい寒さには非常に弱い傾向にあります。
2.トイプードル
日本で人気の高いトイプードルは、一見するとモコモコした被毛を持つ犬種なので、寒さに強いと思われがちです。しかし、実際はシングルコート犬種なので、寒さには非常に弱いことを知っておきましょう。
また、トイプードルも小型犬に分類される犬種なので、熱を体内にとどめておくことが苦手です。散歩に連れて行く際は必ず防寒対策を行いましょう。
3.イタリアングレーハウンド
イタリアングレーハウンドは、まるで皮膚のような短毛犬種なので、寒さには非常に弱い犬種です。直に寒い空気に触れてしまうため、室内であっても冬場は洋服を着せることが推奨されています。
また、被毛が非常に短いから、乾燥に弱い犬種でもあります。しっかり室内の乾燥対策も行い、室温と湿度の両方に気を遣ってください。
4.ミニチュアピンシャー
ミニチュアピンシャーもイタリアングレーハウンドと同様に、被毛が非常に短い犬種です。そのため、日本の冬場は非常に厳しく、念入りな寒さ対策が求められます。
適温が27℃と非常に高いので、室内でもイタリアングレーハウンドのように洋服を着せてあげたり、毛布を用意してあげるなど配慮してあげましょう。
5.ポメラニアン
ポメラニアンはダブルコート犬種でありながら実は寒さに弱い犬種です。上記で紹介した他の犬種ほどではないものの、冬場に散歩へ行く際は、洋服を着るなどの寒さ対策が必要でしょう。
また、寒暖差に弱い犬種でもあるので、冬場は暖かい室内から寒い屋外へ連れ出す前に、廊下などを歩かせて寒さに慣れさせてあげてください。
まとめ
犬種によって、気温に対する耐性も異なります。寒がりな犬にとって、冬場の寒さは非常に厳しいので、屋外ではもちろん、室内でも暖房で部屋を暖めたり、ブランケットを用意するなど寒さ対策をとりましょう。
(獣医師監修:寺脇寛子)