白幡東町バス停一部廃止 横浜駅方面は存続
横浜市交通局は3月15日の市営バスダイヤ改正に合わせて、59系統(横浜駅西口〜新綱島駅)の「白幡東町」停留所(新綱島駅方向)を同日付で廃止した。横浜駅西口行きの停留所は引き続き設置される。
「危険な停留所」対策で
同系統を所管する浅間町営業所によると、廃止理由は横断歩道や交差点の近くに設置されるなど交通事故を誘発する恐れのある「危険なバス停」対策の一環。
2018年に市内のバス停留所で小学生が降車後に車両の直後を横断し対向車にはねられ亡くなった事故を受けて、全国で安全上の優先度が調査された。片側1車線の綱島街道沿いにある同停留所は、交差点の前後5m範囲にバスの車体がかかるため3段階中上から3つめの「Cランク」に位置付けられていた。
市交通局では昨年秋ごろから地元の白幡東町自治会とも相談をしながら対策を検討したが、前後の停留所がそれぞれ200m以内にあることや、調査の結果1日あたりの乗降者が1、2人だったこと、交差点が近く移設が困難なことを考慮し、廃止の決定がされた。
標識柱については「廃止」の札が貼られ、3月中には撤去される見込み。約100m北側の反対車線にある、横浜駅西口方面路線の同バス停は「危険なバス停」の対象外のため存続する。