アウトドアの達人に「ドラム缶風呂」の作り方を教わったら意外と簡単! まさかの方法で致命的トラブルも解決!!【100万円の古民家】
私の身近にいる “アウトドアの達人” といえば、「ビッグウェーブ男」こと、スーパースター・Butch(ブッチ)である。
これまで我々の「100万円の古民家」にて単独宿泊を何度も敢行。メシ作ったり、風呂入ったり、思う存分楽しんでいる。
そんなブッチに「ドラム缶風呂」の作り方をレクチャーしてもらったので情報共有しておきたい。意外と簡単そうだったぞ!
・いきなり致命的なトラブル発生
私(羽鳥)は別の作業をしていた関係で、ドラム缶風呂を設置したのは私の相棒Yoshio。彼の証言を元に記事を構成していこう。
まず風呂といえば水が必要になるのだが、前乗り1泊していたブッチが絶望的な事実をYoshioに告げた。
「水が出ません」
そう、古民家脇の蛇口から出てくる水は「山の湧き水」であり、冬場になると凍るためか、水が出なくなったりもするのだ。滝の勢いも弱い。
力持ちのブッチは「3人でバケツリレーして、川の水を汲みましょう」と提案するも、腰を痛めているYoshioは断固拒否。
そしてYoshioは頭をフル回転させ……
過去にやった「焚き火式の簡易ボイラー風呂」で使ったバスポンプ(風呂水ポンプ)を「滝の上にある水源」に入れ、
持ち運べる小型のポータブル電源でバスポンプを稼働。そしてバスポンプに長い長いホースを繋ぎ、「滝の上」から「古民家の庭」まで伸ばしたら……
水が出てきた〜〜〜〜! というわけである。Yoshio、天才! これでもう冬場でも湧き水(滝上の水)は使い放題だ!
水問題が解決したところで、ここからがドラム缶風呂の作り方。詳しくはブッチの動画を見てもらうとして、記事では簡単に説明していこう。
・その1:レイアウト
3個のコンクリートブロックを三角形に並べる。あまりギチギチに詰めすぎないように。空気の通り道も重要だからだ。
・その2:水入れ
土台の上にドラム缶を置き、グラグラしないかチェック。そして、ドラム缶の中に水を入れる。
今回はドラム缶以外の浴槽も使うため水を満タンに入れたが、ドラム缶風呂だけだったら、およそドラム缶の半分の量で十分。人が入ってピッタリになるような感じである。
・その3:かまど作り
牛乳パックをちぎったものや、薪(まき)を入れて火を起こす。ちなみになぜ牛乳パックを使うのかといえば、内側に「蝋(ろう)」が塗ってあるため、ろうそくと同じ原理で火が燃えやすくなるからだ。
・その4:おやつを仕込もう
あとはお湯が沸くまで待機……なのだが、せっかくの火がもったいないので、アルミホイルに包んだおやつをかまどの中に入れてしまおう。
今回、ブッチ先生は「ぎんなん」と「やきいも」を作ってくれた。どちらも激ウマ! 簡単に絶品グルメを作るとは、さすがはアウトドアの達人である。
・その5:お湯が沸いたら入る!
あとは、お湯が温まったら入るだけ! 季節にもよるが、だいたい1時間くらいで入りどきの温度になるのでは?
ちなみにこの時、ドラム缶の上の方は熱くない。へりを手で持っても全然平気なのだ。
しかしながらドラム缶の底は、まさに下に火がついている「鍋の底」と同じ状態なので、そのまま入ったら足の火傷は必至。
よってスノコを入れて入ることになる。脚立などで上からスノコを踏みながら入って……みたいな入り方だ。
こうして出来上がったドラム缶風呂は、さらに私が改造を施し「光る露天風呂」にして完成。
どのように楽しんだのかは、過去記事「極寒の山奥で「光る露天風呂」を作って夜空を見ながら入ったら最高だった」を参照していただきたい。
思っていたより簡単そうだったドラム缶風呂の作り方。次は私も1人でドラム缶風呂を作ることに挑戦しよう。
風呂に入りに古民家に来て、サッと作ってサッと入ってサッと片付けサッと撤収。そんな嗜(たしな)みができる大人に、私もなりたい。
【つづく】
参考リンク:YouTube「ビッグウェーブさん (BOB)」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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