伊勢湾奥キャスティングゲームでサワラ80cm級登場! サゴシは船中60匹超え
名古屋港発のキャスティングゲームでサワラとサゴシが活発に反応し、船中60匹超えの爆釣劇となった。開始直後から80cmクラスが連発し、後半はチャート系での超速巻きやポーズ後のワンアクションに好反応。ベイトの層が2段で映るタイミングには入れ食い状態となり、私自身も2桁釣果を達成した。まさに今が最盛期の伊勢湾奥、ビッグウェーブ到来といえる状況だ。
サワラ狙いのキャスティングゲーム
10月23日、愛知県・名古屋港から出船している遊漁船で、サワラキャスティングゲームを楽しんできた。午前5時に現地に到着し、船長にあいさつした後5時半に出船した。約40分でポイントの常滑沖に到着。水深は8m前後だ。
80cm級サワラ浮上
ルアーはアクアウェーブメタルマジックTG40gのピンクゼブラグローカラーだ。サイドキャストして、着水後はルアーを底まで沈める。着底後はリールから煙が出るぐらいの超速巻きで一気に巻き上げていく。
すると開始直後に同船者にヒット。キャッチされたのは80cmクラスの立派なサワラだった。立て続けに同クラスのサワラが3匹上がり、景気の良いスタートのなか私には反応がないまま、時合いが終了したようでポイント移動となった。
65cmサゴシを手中
キャッチした同船者に状況を聞くと、シルバーグロー系のカラーの超速巻きで、ヒットレンジは底から表層付近と幅広いことが分かった。次のポイントは水深22〜28m前後をドテラで流していく。カラーをゼブラグローにしてキャストし、超速巻きで巻いてくると中層でドーンッと衝撃。同時に魚の重みが乗った。
最初はすんなり寄ってきたが、船を見た途端にドラグを鳴らしてラインを出し一気に走る。それでも少しずつラインを巻き取り、キャッチしたのは65cmほどのサゴシ。ボウズ脱出に安堵の笑みがこぼれた。
続けて同船者がサゴシをキャッチし、これで船中ボウズなし。船長にも安堵の表情が見えた。続けて狙うとすぐにヒットし、サゴシをキャッチ。パターンをつかんだかと思った矢先、痛恨のサワラカッターでリーダーを切られてしまった。
ヒットルアー紛失もサゴシラッシュ
ヒットルアーがなくなり万事休す。ここで空を覆っていた雲が少しずつなくなり、晴れ間が見えてきた。何となくルアーのカラーをチャートバックゼブラにして探ると、怒とうのサゴシラッシュに突入。
底周辺でヒットしたと思えば水面近くまでチェイスするなど、幅広いレンジで反応してきた。アクションも超速巻き一辺倒ではなく、一瞬ポーズを入れてからのワンアクション後のヒットが多かった。
船中お祭り騒ぎで船長はフック外しや魚の絞めを引き受けて、同船者は釣りに集中する。ここで操舵室の魚探を見ると、底付近と上から2〜3m付近の2層で、サワラとベイトフィッシュの反応が見える。
釣りを再開するとすっかり晴れ渡り、日光が水中まで光が届くせいか、40gでは反応がなくなった。ここでルアーのウエートを30gに落としてシルエットを小さくしてみると、連続でサゴシをキャッチ。午後1時すぎにストップフィッシングとなった。
最終釣果
私は2ケタ釣果で、船中の合計も60匹オーバーとなった。この釣行前の7日には、三重県の楠沖でサゴシ船中70匹オーバー。私はホンガツオもキャッチすることができた。
今がフィーバー中の伊勢湾奥キャスティングゲーム、このビッグウェーブに乗り遅れないよう出かけてみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版APC・戸田英明/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース版』2025年11月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。