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「え?これってモラハラ…?」LINEの文章にも表れるモラハラ彼氏の特徴とは

ウレぴあ総研

どんなに隠そうとしても、モラハラ気質は普段の言動に漏れ出すもの。彼がモラハラ気質はどうかは、LINEなどの文章からも読み取ることができます。

LINEに表れるモラハラ彼氏の特徴とは…?

モラハラ解決相談所『Re:gene(リジェネ)』所長・太田瑠美さんのお話をもとに、モラハラ男性のLINEの特徴と、対応法についてお伝えします。

mimot.(ミモット)

LINEで分かる!モラハラ彼氏の特徴6選

太田さんは、これまで2000件以上の夫婦・カップル間のモラハラ相談を受けてきました。日々、モラハラ被害者ー加害者間のLINEのやりとりを目にしています。

太田さんによると、モラハラ男性の文章は、総じて、「受け取った相手がどう思うか」という客観的な視点が欠けており、非常に読みにくく、独りよがりです。

というのも、モラハラ男性は「自分が正しい」「自分が基準」と思って彼女に接しているので、相手の立場になって考えることがありません。それがLINEなどの文章にも表れるのですね。

具体的には、以下のような特徴が見られるそうです。

1.一文が長いor短い

一回のLINEの文章が長いのは、自分の思いを伝えることを最優先していて、読む人のことを考えていない証拠です。

逆に、短すぎても、説明不足で何を言ってるのか分からないことがあるかと思います。文章が極端に短いのは「これぐらい説明しなくても分かるだろう」という自分勝手な思い込みでコミュニケーションをとっている証拠と言えます。

2.一文に改行がないor多い

改行がない文章も、とても読みにくいですよね。これもモラハラ男性のLINEによくある特徴です。

逆に、一文に改行が不自然に多い場合もあります。

3.句読点(「、」「。」)のクセが強い

モラハラ男性のLINEは、句読点の使い方も独特です。小学校の国語で学んだような基本的な使い方をしてくれません。

例えば「、」を一文の中で何回も使い、ダラダラと文章を繋げていくようなことをします。

4.過剰な表現や難しい言葉を多用する

モラハラ男性は、喧嘩になった時など、相手より優位に立つために、大袈裟な表現で被害を訴えてきます。また、難しい言葉や漢字・言い回しを使うことで、頭を良く見せ、勝とうとします。

(例)

「ショックだった」というところを「絶望した」

「もう二度と」というところを「金輪際」

「忙しかった」というところを「忙殺されていた」

5.本音・結論をなかなか言ってくれない

モラハラ男性は、本音や結論をなかなか言ってくれません。あるいは、本音や結論を言うまでにすごく時間がかかります。

「これぐらい言わなくても当然わかるよね?」「自分のことは分かってれて当たり前!」という強い思い込みを持っているのです。自分の脳内では“言ったつもり”で、自己完結している場合も多いです。

6.いきなりキレる

こちらが質問したことに対して答えず、いきなりキレます。

あるいは、既読スルーや未読スルーをして、こちらが謝るまで完全無視の態度を取ります。

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やっちゃダメ!モラハラLINEへのNG対応

モラハラ彼氏からのLINEには、どのように対応すればいいのでしょう?

彼のモラハラを加速させるNG対応について教えていただきました。

NG対応1:とにかく謝る

これ以上揉めたくないという思いから、彼のモラハラLINEに対して『とにかく謝る』という反応をする女性がいます。

謝ればその場はなんとかおさまるかもしれません。しかし、モラハラ彼氏にとって『相手が謝る=自分が正しい』の証明です。彼の『モラハラ成功体験』が強化され、今後モラハラ言動がますます激しくなります。

NG対応2:察して行動する

彼からモラハラ被害を受けやすい女性は、『察して行動する』のが得意という特徴があります。よく気が利いて、共感力があり、先回りしてあれこれ人のお世話ができる女性です。母性的な女性とも言えるでしょう。

モラハラ気質の彼に、このお母さんムーブの『察して行動する』をしてしまうと、以後あなたは彼のお母さん的立場で付き合うことになってしまいます。

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彼のモラハラを加速させない対応法とは?

彼から長文で何を言いたいのかよく分からないようなモラハラLINEを受け取った場合は、「それは、○○ということ?」と質問をしましょう。

あなたの質問に対してキレて怒り出したり、不機嫌になった場合は、「私にはこう言ってもらった方が分かりやすかったんだけど」「今後からは○○して」と、具体的に案を伝えます。

このように対応していくことで、彼も「自分のコミュニケーションの仕方では彼女に伝わらないんだ」ということに気づくようになります。

彼からLINEでひどい言葉を言われて傷ついた時は、「その言葉には傷ついた」「悲しい気持ちになった」「そういうことされるのしんどい」など、素直にそのことを伝えましょう。

我慢せずこまめに伝えることで、彼は「そんなふうに感じていたんだ」と、あなたの本当の気持ちに気づくようになります。

気づいたからといって「自分の言動は良くないかもしれない、変えよう」とすぐにはならないのがモラハラ男性ですが、何も言わずにいるよりはまだ改善の可能性があります。実際、このように対応していくことで、彼とのコミュニケーションがやりやすくなった例もいくつか存在します。

***

「私の彼ってモラハラ気質かも …?」と思う方は、太田さんがお伝えしてくれたことを参考に、対応してみてください。

とはいえ、モラハラは、親あるいは祖父母世代から受け継がれてきていることが多いです。根深い問題なので、本質的な部分から彼を変えていこうと思うと、一筋縄ではいかないでしょう。

まだカップルのうちにモラハラ彼氏には見切りをつけて、次の出会いに踏み出すことも大切な選択肢かと思います。

【取材協力】太田瑠美(おおた るみ)

モラハラ解決相談所『Re:gene(リジェネ)』所長。

自身もかつて夫によるモラハラに悩んでいたが、1年がかりで修復。

2015年より「同じ思いで苦しんでいる人の助けになれれば」と活動を開始。現在までに2000件を超す相談を受け、解決に導く。その活動が、産経新聞・神戸新聞・NHKほっと関西など、全国のメディアに取り上げられ、反響を呼んでいる。

(mimot.(ミモット)/黄本 恵子)

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