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世界のグルメを日替わりで♡明石の『まんまるカフェ』で関西でも珍しいウズベキスタン料理を実食 明石市

Kiss

円安の影響でなかなか海外旅行には行けないけど、旅行気分を味わいたい…!そんな気分を叶えてくれる、国際色豊かなお店を明石で発見!明石駅より徒歩約10分の『まんまるカフェ』(明石市)は様々な国の人が自国の家庭料理を提供する楽しい空間です♪

場所はアスピア東館よりもう少し東へ。一軒家風の建物の2階にあります

同店は「NPO法人多文化センターまんまるあかし」が運営する、日本在住外国人たちが国籍や文化の違いを超えて頑張る“チャレンジカフェ”。2024年の8月にオープンし、日替わりでいろいろな国の料理を味わえるお店として人気を集めています。

現在お店で腕を振るうのは、台湾やベラルーシ、ベトナムやフィリピンなど5か国の海外移住者。ランチタイムには3種類のメニューを、夜に営業されるナイトバーでは様々な国のおつまみとお酒を味わうことができるそう。

店内では各国の飾りつけを行うイベントも開催されるため、シンプルな内装を心掛けているそう

この日のランチタイムには関西ではまだまだ珍しい「ウズベキスタン料理」が提供されており、初体験の筆者はワクワクしながらお店を訪問。

店内ではお二人の共通言語であるロシア語の会話が聞こえ、早速異国感を味わうことができました♪

キッチンに立つのはウズベキスタン出身のムハイヨさんと、ロシア出身のホールスタッフ・エレナさん。提供されるランチは、ウズベキスタン名物でお祝い事などでも食べられる「プロフ」や、牛肉と野菜の色鮮やかな麺料理「ラグマン」など、それぞれ異なる3種類の料理を味わうことができます。この日はAセットの「マンティ」をオーダーしてみました。

「Aセット」(マンティ[ヨーグルト添え]、トマトサラダ、スープ)1,000円(税込)

待つこと数分で料理が到着。ふんわりとおいしそうな香りが漂い、旅行気分は最高潮!

「マンティ」とはお肉や野菜を皮で包んだ大きな餃子のような料理で、ウズベキスタンではヨーグルトをつけていただくのだそう。現地ではおうちでよく食べられる家庭料理で、家庭ごとに好みのお肉やそれに合う野菜を入れて作られます。

ムハイヨさんのマンティは牛肉と玉ねぎ、クミンやコリアンダーといったスパイスを加えた具だくさんの一品。むっちりとした皮の中からジューシーな肉汁と玉ねぎの優しい甘さが口いっぱいに広がり、肉まんにも似たような親しみのある味わいにほっこり♪

ムハイヨさんによると、ウズベキスタンではお肉料理にヨーグルトを合わせて食べるほか、サラダのドレッシングにも使われるそうですよ

続いてヨーグルトを付けて実食。少しドキドキしましたが…これがとっても合うんです!濃厚な肉汁をヨーグルトの酸味が相性抜群◎スパイスの香りも引き立ち、さっぱりとした食べ心地にお箸が止まりません♡

牛肉とたっぷり野菜の滋味深い味がギュッと詰まったスープは、ふんわり香るスパイスが食欲を増進させてくれます。この日のサラダ(トマト・きゅうり・玉ねぎ)には、卓上の塩をお好みでかけていただくとのこと。半信半疑で塩を振りかけると、程よい塩味が野菜の甘味を引き立てておいしい!

お野菜たっぷりでボリューム感もあり、大満足のセットでした♪

素材の味をふんだんに感じられる初体験のウズベキスタン料理に感動した筆者、気になるチャレンジカフェの成り立ちについても伺いました。

久保さんとムハイヨさん

「まんまるあかし」を運営する理事長の久保さんは、10年前に当時はまだ少なかった"海外にルーツを持つ子どもたちの支援"をスタート。それをきっかけに、日本在住外国人の文化紹介や地域交流など、地域と外国人を繋げるイベントの開催にも注力するようになったそう。そこで出会った人々の「自国の料理を食べてほしい」「料理のお店を持ちたい」という思いを受け、同店のオープンを決めたのだとか。

オープン当初は異国の文化に興味があるお客さんが多かったようですが、今では地域の人たちが多く訪れるように。「スタッフのみんなが楽しそうに働いているのが嬉しいですね。働きながら日本語も上達してきて、お客さんとコミュニケーションを取る姿も見られます」と久保さん。

10年前に来日したムハイヨさんは、日本人の友人に料理を振舞う中で「ムハイヨさんのお料理すごくおいしい!カフェをオープンしたら絶対行くよ!」という声をかけられることもあり、いつか自身のお店を持つことが夢だったそう。

仕事で行った際にウズベキスタン料理の魅力にハマり、県外からムハイヨさんのお料理を食べに来る人もいるそうですよ

「最初は"慣れないキッチンで料理を作りながらきれいな日本語でコミュニケーションできるかな…"、"ウズベキスタンの料理が(日本人の)口に合うかな…"と心配で、夜も眠れないくらい緊張していました(笑)でも私が料理をしているのを見て楽しんでくれたり、感想を聞かせてくれてとてもホッとしました。カフェでウズベキスタン料理を提供する夢が叶って嬉しいです。」とムハイヨさん。

店頭ではウズベキスタンで広く愛されるパン「ノン」も販売されています

現在は7か国8名のスタッフが働き、5か国のお料理を食べられる同店。「食事を通して外国の文化とのふれあいを楽しんで欲しいですね。ぜひスタッフにも話しかけて、コミュニケーションも楽しんでください」と久保さん。

一見おうちのような入り口に靴を脱ぐか迷う人も多いそうですが、土足で入店してくださいね

ここで食べられるお料理は家庭料理がベースになっており、優しい味わいに「思ってたよりも食べやすい!」と喜ばれることも多いのだとか。気に入った国のメニューをリピートしたり、お店に通っていろいろな国の料理をコンプリートするのも楽しそう♪外国の雰囲気を感じられる「まんまるカフェ」で、プチトリップ気分を味わってみてくださいね。

様々なイベントの開催情報はInstagramなどで配信されています

場所
まんまるカフェ
(明石市東仲ノ町3-10 東仲ノ町ビル 2階)

営業時間
ランチタイム
11:00~15:00(L.O.14:30)
ナイトタイム(金土のみ)
18:00~22:00(L.O.21:30)
※提供メニューはInstagramで配信

定休日
日曜日、祝祭日、月曜日
※毎月第3日曜日はランチタイム営業があります

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