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アート通じ交流生む 「まちの図工室」と名張小

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木製ベンチの塗り直し作業

 三重県名張市木屋町にある、アートやものづくりを通じた交流拠点施設「まちの図工室」を運営する長岡造形大学(新潟県長岡市)の山口貴一助教(41)は、名張小(名張市丸之内)で2か月に1回、ゲストティーチャーとして「造形クラブ」の指導に携わり、子どもたちにアートの楽しさを伝えている。

 同施設は、同大学を中心に民産学官が連携して進めるプロジェクトで、築100年の元クリーニング店の空き店舗を改修し、来訪者がものづくりやアートを通じて交流し、自分らしく過ごせる場として昨年3月に開室。これまでに延べ1000人が来室している。「この場所を中心に、世代を越えたつながりやきっかけを創出し、人と人とのつながりをつくってきたい」という山口助教は、1年前に家族で同市へ移住した。

 今年度スタートした造形クラブには、6年生14人が参加。まだ実施回数は少ないが、10月には学校前のポケットパークで、名張地区まちづくり推進協議会のメンバーと協力し、木製ベンチ3基の塗り直し作業に取り組んだ。紙やすりで傷んだ表面を削り取った後、はけで保護塗料を塗布していった。

 同小によると、11月からは、創立150周年記念に整備された校内の「百年の森」が憩いの場となるような空間デザインに取り組んでいく予定だという。

 山口助教は「クラブ活動や、まちの図工室での活動では、普段と違った子どもたちの表情が引き出せる。世代を越えた交流が生まれているまちの図工室を中心に、子どもたちに『名張って面白いな』『一度離れてもまた戻ってきたいな』と思ってもらえるきっかけやつながりをつくっていきたい」と話した。

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