陸っぱりでマゴチ釣るなら「ボトムワインド」で決まり!【釣り方・アタリの出方を解説】
近年流行の兆しを見せているボトムワインドでのマゴチ狙い。主に浜名湖などを中心にボートやショアなどから楽しまれ、SNSなどでもボトムワインドでマゴチを狙っている人も見かけるようになってきた。そこで今回は、密かに人気向上中のボトムワインドでのマゴチ狙いの面白さと気軽に狙えるショアからの釣り方を解説しよう。
ボトムワインドとは?
まずボトムワインドとは、ダートのし易いジグヘッドとワームを使ってボトムを取りロッドをシャクリ、ルアーを左右にダートさせて魚を誘う狙い方だ。
このダートアクションはエビや小魚といったベイトが跳ねているような動きで誘い、ありとあらゆる魚を反応させやすく、活性が高い魚は勿論のこと食い渋っている様な魚にもリアクションで口を使わせるなど、ボトムワインドは様々な場面で使うことができる。
ボトムワインドの釣り方
この釣り方でのマゴチ狙いは、シーズンが始まる春~初夏にかけての間で爆発的に威力を発揮する事がある。
春から初夏にかけてマゴチは産卵を控え荒食いをし始めるタイミングや春の食いが少し渋った時の通常のルアーでは反応しないような状況でもリアクションで口を使わせやすいためかなり有効であると感じる。尚且つハイテンポな釣りなのでランガンの効率もとてもいい。
ボトムワインドでのマゴチ狙いはキャストしたらまずはボトムを取り、そこから2~3回ほどロッドをシャクリ、フォールさせて再度ボトムを取る。
これの繰り返すだけの簡単な操作だが、ダートの強弱や組み合わせるワームによってアクションが少し変わり、魚の反応も変わってくる奥の深い釣りだ。
ダート用のジグヘッドとワーム
この釣りでは、まず大前提としてボトムを取れる重さのジグヘッドが必要だ。加えて魚にルアーを見つけてもらわないことには始まらないので、ジグヘッドと組み合わせるワームも派手目なカラーでワームサイズも扱いやすい4inch前後がおすすめだ。
活性が低い時や派手なカラーで反応がない時など、渋い状況下ではナチュラルカラーや小さめのワームがよく効くこともある。
また、ダートだけのアクションでは反応が薄い時は、ダートさせた後に少し巻きを入れてみたりボトムでステイさせてみるなどアクションに変化を加えることで、魚のルアーへの反応が変わるかもしれない。
マゴチのアタリの出方
この釣りでのマゴチのアタリ方は色んなパターンがあり、アタリには感じないようなものでも既に魚の口に入っているなど見極めが難しいアタリもあり、折角のチャンスを逃さない為にもどの様なパターンのアタリがあるのか例を挙げて解説しよう。
フォールでのアタリ
ボトムワインドでのマゴチ狙いにおいてこのアタリ方が一番多いと言えるだろう。フォールでのアタリはダートさせた後フォールさせボトムに着く直前やボトムに着いた直後にバイトしてくることが多く、竿先や手元に来る感覚はゴンッと強いアタリがあるので、比較的わかりやすい。
ボトムでのアタリ
このアタリ方はルアーをフォールさせボトムに着いたと同時に既にルアーを飲み込んでおり、居食いをしている時やボトムに着いたルアーを軽く拾い上げてバイトしてくる様な時は、アタリが分かりにくく次のアクションを入れようとした時に魚の存在に気づくことがある。
このアタリは竿先の動きをよく見ているとわかることもあるが、手元にもモゴモゴやコツコツとした感覚が伝わってきたらルアーはもう魚の口の中には入っているので落ち着いてアワセを入れよう。
ダート直後のアタリ
このアタリ方はダートさせてフォールに入ると瞬間に突然食い上げて来て手元にもガツンとくるアタリだ。
普段はボトムべったりのマゴチでも活性の高いマゴチはルアーを見つけるとボトムから飛び上がり勢い良く食ってくることもある。また、シーバスやヒラメでもこの食い方をしてくることがあり、焦ってアワセ損ねるとバラしやすくなることもあるので油断は禁物だ。
これからの時期はマゴチが熱い!
段々と水温が上昇しヒラメのシーズンが落ち着くのと入れ替わり梅雨入が近づくと全国的にマゴチが活発になり、場所やタイミングによってはこんなに簡単に釣れてしまうのかというくらいマゴチが熱い季節がやって来る。
シーズン序盤は大型にも出会いやすく、力強い引きとマゴチの独特な激しいヘッドシェイクを是非とも体験しマゴチの楽しさを味わって欲しい。
<明石健太郎/TSURINEWSライター>