「カビキラー」で掃除できない“3つのNGな場所”「お風呂場は要注意…」「気をつけます」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。スプレーして放置するだけで、頑固なカビ汚れを根こそぎ撃退してくれる「カビキラー」。家に1本あると便利な洗剤ですが、中には“使えないもの”も……。そこで今回は、カビキラーでお手入れできない「NGな場所」についてご紹介します。
NGその1.浴室乾燥機のフィルター
浴室乾燥機のフィルターは、目詰まりを防止するためにも月1回のお手入れが必要です。汚れが溜まったまま放置すると、フィルターにカビが発生する場合もあります。
しかし、どんなに汚れていてもカビキラーの使用はNG。浴室乾燥機のフィルターは不織布なのでデリケートで破れやすいため、塩素系のクリーナーは刺激が強すぎます。基本的には中性洗剤でしかお手入れできませんので、注意してください。
NGその2.鏡の金属金具
カビキラーは、ホーロー・アルミ・真ちゅうなどの金属製品に使用できません。誤ってスプレーすると、金属部分が腐食する原因に。これでは、汚れを落としてキレイにするどころではありません。
お風呂場の鏡をよく見ると、小さな金具がついていたり金属製のフレームがついていたりするものも少なくありません。うっかりサビができてしまわないよう、鏡のお手入れをする際は金属の有無や素材をきちんと確認しましょう。
NGその3.窓ガラス
「カビキラーはガラスのお手入れに使えるから大丈夫」と、安易に使うのはちょっと待って!
注目すべきなのは、“サッシ”の部分。素材がカビキラーNGの場合、窓ガラスのお手入れ時に飛散したり垂れたりした薬剤によって、素材が劣化する恐れがあるんです。
一般的なアルミサッシはもちろん、現在普及しつつある樹脂製のサッシもカビキラーは使えませんので注意しましょう。
カビキラーを使う前に素材の確認を
素材によっては、キレイになるどころか劣化させてしまう恐れのあるカビキラー。便利な洗剤である反面、取り扱いには注意が必要です。
自己流の使い方は避けて、掃除をする前に使用しても問題ない素材であることをチェックしておきましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア