SUPフィッシング始めませんか?【第2弾】 あったら重宝する便利アイテムを紹介♪
これからSUP(サップ)フィッシングを始めてみたいという方向けに、必要な道具から便利アイテム、ウェアリングや注意点などをご紹介する第2回目。前回はSUPフィッシングに必要不可欠な道具をご紹介しましたが、今回はプラスのアイテムとして、「あったらとても便利なアイテム」と「四季のウェアリング」について紹介します。
これがあったら便利!なアイテムを紹介
遊漁船と違い、SUPでは持ち込める装備に限りがあります。あまりたくさんの道具を持ち込んでしまうと、まるでコンテナを大量に積載したタンカーにようになってしまい、パドルで漕ぐことすらままならなくなってしまいます(笑)。
知らないうちに道具がSUPから落ちて流されたりする可能性もあるため、最低限の道具に絞る必要があるのです。そのようななかでも、SUPフィッシングをするうえであった方がよいアイテムを紹介しましょう。
タックルボックス
最近はスーパーなどにある買い物カゴをSUPに括り付けているアングラーも多く見かけます。軽量で安価ではありますが、私はカゴの中身が海水で濡れてしまうので、海水がかかっても濡れないような蓋付きのボックスを使用しています。
中身が海水で濡れるのを防いでくれるのと、万が一SUPがひっくり返っても中身が散乱する心配がありません。SUPのバンジーコードなどで押さえつけることで、安易に道具を海に落とす心配もなくなります。
クーラーボックス
釣った魚を持ち帰るアングラーにとっては必需品ですが、通常のクーラーボックスは重さが最大のネックとなります。道具の軽量化がポイントとなるSUPフィッシングでは、クーラーボックスはその大きなネックの一つです。そこで私は軽量なソフトクーラーを使用しています。
私が使用している写真のものは、まだ商品化に向けテスト中のものですが、エントリー時に背負えるためひじょうに楽です。また、ロッドホルダーなども付いているためSUPにあれこれ装備を施してエントリーする必要もなく、エントリーや着岸時のトラブルにより道具をなくす心配も軽減できます。
SUPフィッシングでは実釣が4~6時間程度のアングラーが多いため、本格的なクーラーボックスでなくとも保冷力は十分です。
ランディングネット
SUPフィッシングでは磯や堤防で使用するようなシャフトが長いネットは不要です。むしろシャフトは短いほうが取り回しがしやすくその分軽量にもなるため、シャフトの短いネットがおススメです。
ただし、ネットの大きさはそれなりに大きく深さもあるものの方が、大型魚がヒットした際に取り込みやすいですね。不注意で流されないようにバンジーコードのようなものでSUPとつなげておくと、さらに安心です。
持っておくと便利なアイテム
さらにそのほか、持っておくと便利なアイテムとしては以下のようなアイテムもあると重宝しますよ。
・魚群探知機:
電池式の魚探がおススメです。水深や魚群が分かるのでモチベーションも維持できます
・プライヤー:
釣りバリが外れないときや、太刀魚などの歯が鋭い魚がヒットした際にあると便利です
・フィッシュグリップ:
プライヤー同様に、歯の鋭い魚が掛かった際は安全面から持っていれば安心です
・ストリンガー:
美味しく持ち帰りたいときはストリンガーに掛けて血抜きできます
※サメが寄ってくることがあるので、血抜きはできるだけ短時間で!
・パラシュートアンカー:
風に影響されやすいSUPはわずかな風でも流されるため、パラシュートアンカーがあると大変便利です。釣りをしている間にポイントがズレるとちょくちょく流し直す必要もあるため、パラシュートアンカーはぜひ用意しておきましょう
四季のウェアリング
SUPフィッシングでは落水などで濡れる可能性もあるため、これから始めようとするアングラーはとくに、四季を問わずウエットスーツの着用がおススメです。ウエットスーツであれば落水しても体温が急激に奪われる心配が少ないので安心です。
なお、必ずウエットスーツでなければいけないわけではありませんが、どれだけ慣れても落水の危険性はゼロにはなりません。あくまで自身の安全を最優先として参考にしてください。
春・秋は寒暖差対策を考えよう!
朝と昼で寒暖差がある春や秋は、脱ぎ着しやすいことも重要。ウエットスーツであれば1.5~3mm程度の厚さのもので、「フルスーツ」と呼ばれるジャージ素材の長袖長ズボンタイプがおススメです。
朝は気温が低いことも多いため、ウインドブレーカーのような風を通さないアウターを着用すれば快適です。
ウエットスーツ以外では、服の上から着用できるドライスーツもおススメです。価格はウエットスーツよりお高くなりますが、落水してもよほどのことがない限り中に水が入ることもなく、着替えが楽なのがメリットです。
夏は日焼け止め対策が大切!
時期的についつい水着のみで…となりがちですが、日陰が一切ない海上では日が昇ると日焼け路線まっしぐらです。ラッシュガードなどを着用し、日焼け対策を万全にして楽しみましょう。
冬は防水&保温が決め手
極寒の中で釣りをするコアなSUPアングラーも徐々に増えています。真冬はウエットスーツならば5mmが必要となり、ブーツやグローブもあったほうがよいでしょう。
ただし、真冬は着替えるときが一番寒く一気に体温が奪われますし、かじかんだ手でウエットスーツを脱ぎ着するのはひと苦労です。
真冬に一番おススメなのは、やはりカヤックやSUPフィッシング用に開発されたドライスーツです。服の上から着られるため防寒はもちろん、足先までカバーするので靴下を履いたまま着用できます。さらに、手がかじかんでしまっては釣りにならないので、ネオプレン素材のグローブも必須ですね。
要は夏以外はともかく、風に吹かれたり水に濡れて体温が低下することを防止できるかどうかがキモになるということです。せっかくエントリーしても、凍えながらの釣りでは集中できないので楽しくないですからね。
以上、今回はあると便利なアイテムと四季のウェアリングについてお届けしました。今後もさらに細かくお伝えできるように記事をアップしていきたいと思います。
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レポーター
プロフィール:小川 将司
美味しい魚を本気でねらうSUPアングラー。小学校よりバスフィッシングを始めて高校からはサーフィンにハマる。波のない日は釣りを楽しんでいたが、サーフボードに乗って沖に出て釣りを楽しむことができないか模索していくなかで10年ほど前にSUPフィッシングに出会う。ショアやボートからのルアーフィッシングも大好きで、相模湾を中心に四季の魚たちをねらって奮闘中。
インスタグラム:
@ogawa3797 (URL: https://www.instagram.com/ogawa3797/)