日高屋の台湾料理店「台南」に行ってみた! 屋台料理が食べ放題!! でも、私が食べ放題できなかった理由 / 大宮
日高屋の本社は埼玉県の大宮にある。ゆえに、大宮には「焼鳥日高」とか「立ち呑み日高」とか色んな日高屋がひしめいているわけだが、その中に台湾中華・屋台料理の店があるらしい。
その名も『台南』。中華食堂メインのグループの中で、台湾中華推しの店というのは興味深い。調べたところ、駅前のショッピングモール・大宮門街の1階ということが分かったので行ってみることにした。
・入ってすぐ
東口を出て正面に伸びるメインストリートを歩いていくと、すぐに左手に見えてくる大宮門街。入口を入った瞬間に『台南』の看板が目に飛び込んで来る。探すまでもなかった。
『台南』は壁がなくフードコート的な店のデザインに屋台のオープンさが感じられる。店外に向けられた看板でメニューを確認したところ、単品注文以外に食べ飲み放題(2時間3164円)というプランもあるようだ。日高屋系列で食べ飲み放題はなかなか熱い。熱烈中華食堂だけに。
・飲茶食べ飲み放題
また、台南セットという定食的セットもあるようだ。A、B、Cの3種類のセットから選べて税込846円だから、ランチとかに良さそうである。
さらに、入店してタッチパネルを見てみたところ、「飲茶食べ飲み放題」なる項目が。調べてみたところ、2025年3月1日のリニューアルオープン時に新メニューとして登場したものらしく、税込2500円で点心、台湾料理、デザートなど33品が食べ放題になるのだとか。これしかねェェェエエエ!
・注意
そこで「飲茶食べ飲み放題」をタッチしてみたところ、次のページで「品切れ」と表示された。食べ放題に品切れとかあるん!? しかも、今オープンから30分経ってないんですが!? 実は店員さんによると、以下の事情があるらしい。
店員さん「飲茶食べ放題は終了しまして、タッチパネル上はまだ更新されてないため、品切れ表記になってます」
──というわけで、2カ月前に新メニューに加わった飲茶食べ飲み放題は終了してしまった様子。メニューに残ってるくらいだからつい最近のことと思われるので注意が必要だ。
ちなみに、3480円の食べ飲み放題についても2名かららしい。言うまでもなくボッチ参戦である私(中澤)は食べ放題を封じられた。
・セルフ食べ放題
とは言え、前述のセットはコスパ良さそうではあるものの、魯肉飯(ルーローファン)が入ってない。台湾屋台料理と聞いたら、やっぱり食べたいルーローファン。日高屋にもないメニューだし、日高屋グループのルーローファンとしても貴重な存在だ。
そこで「ルーローファン(税込670円)」と「空心菜(クウシンサイ)炒め(税込830円)」を注文。1人用鍋で出てくるルーローファン。肉あんかけだけでなく、パクチーと煮卵の卵黄の色が映えていて、鍋に入ることでより彩りの豊かさが際立っている。
食べてみると、肉あんかけは甘めの味。パクチーは入ってるものの、全体の味の質は素直でクセがない。どちらかと言うと、日本っぽいルーローファンであるように感じた。
・日高屋も感じる
空心菜炒めは、タレの味が日高屋のレバニラ炒めのタレを思い出す味。その上でピリリとした辛みが効いていて、シャキシャキした食感とのバランスが小気味いい。その味はお酒に合いそうで、食べ出したら止まらない。
2つを食べ終わって、お腹にまだ余裕があったから、気になってた「台南やきそば(税込690円)」もプラスで注文してみた。量的にはこの台南やきそばがガッツリあって1番コスパが良さそう。
メニューに「辛」とマークがついていたから、辛いものが苦手な私はちょい心配だったけれど、思ったほど辛くない。というか、味覚にビリビリくるような辛さではない。どちらかと言うと、体温が上がる感じ。後からカッカしてきて食べてるうちに体が温まるみたいな。
とは言え、汗がにじむほどではなかったため、やはりそんなに辛くないと言えるだろう。どれか選ぶなら台南やきそばが1番良かった。
もちろん、メニューは他にも、ジーロー飯(税込650円)など飯もの、台湾ラーメン(税込750円)など麺類、小籠包(税込400円)などの点心からデザートと、普通の日高屋くらいのバリエーションがある。
日高屋の激安中華のイメージとは少し毛色が違うものの、逆にそこにもレアさを感じた。現状、大宮にしかないこの店。大宮を訪れた際には寄ってみるのも良いかもしれない。
・今回紹介した店舗の情報
店名 台南 大宮門街店
住所 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-118
営業時間 11:00~22:30(ラストオーダー22:00)/ 金土祝前日23:00閉店
定休日 無休
参考リンク:PRTimes
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.