サザエやカキ密漁で昨年31人検挙 上越海上保安署 レジャーシーズン前に注意喚起
漁業権のない非漁業者による密漁が増加するマリンレジャーシーズンを前に上越海上保安署は2025年4月24日、昨年4〜9月の密漁取り締まり状況を発表した。管内の新潟県上越市、糸魚川市、柏崎市の3市合わせて検挙人数は31人だった。
《画像:密漁されたサザエ(上越海上保安署提供)》
検挙された人の居住地は県内が7人、長野県8人、埼玉県7人、群馬県3人など。上越市内の海岸では3か所で計7人が検挙された。
密漁されたのはサザエ2203個、カキ22個、アワビ6個、ワカメ5.68kg。販売目的などの組織的なものはなかったが、1グループがサザエ913個を一度に密漁する事案もあったという。
例年ゴールデンウィークから9月頃までを中心に密漁が多発するとして、同署では「少量であっても漁業権侵害に該当し罰則を受けるので、軽い気持ちで捕ることがないようお願いしたい」と注意を呼び掛けている。