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アマダイ釣りでまさかのアンコウ浮上!【静岡・沼津】本命不発も多彩なゲスト釣果で満足

TSURINEWS

アマダイ釣りで仕留めたイトヨリダイ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

3月29日(土)。妻と沼津外港の船宿「城」のアマダイ船に乗船。2人とも本命不発ながらも、イトヨリダイやマダイなどの美味しい外道に加えて、誰もが知る“深海魚の代名詞”ともいえるあの魚をキャッチ!いろいろと海釣りの魅力を再認識させられた1日となった。

沼津外港からアマダイ釣り

2月に沼津外港に位置する船宿「城」の船長からアマダイ釣りへの誘いを受けたが、当日は先約があったため、3月29日(土)に妻とアマダイ狙いで予約をした。そもそも妻と2人で「城」に釣りに行こうと計画を練っていた時期だったので、まさにグッドタイミングだった。

当日の天気は雨。昼近くに雨は弱まってきたが、花冷えの一日となった。

当日の天気は雨(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

エサ購入から港へ

出船が7時とゆっくりなので、妻の沼津の実家を朝5時半に出発。乗船料には氷は含まれているが、エサは別途用意する必要があるので、途中釣り具の「タイシ」でエサの生オキアミとボイルオキアミなどを購入。

生オキアミ&ボイルオキアミ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

普段は複数種類のエサを持ち込む筆者だが、オキアミ以外のエサの効果には懐疑的なため、当日は潔くオキアミのみでチャレンジしてみることにした。

今まで使用する気にならなかった調整剤だったが、今回初めてマルキューの「エビシャキ!」を使用してみることにした(使用後の感想:オキアミが締まってエサ付けがしやすいうえに、ハリからも外れにくくてすごく気に入った。これからも使用したいと思った)。

乗船準備と釣り座確保

コンビニで飲み物も購入して、港の県漁連の建物の前にある駐車スペースには6時に到着。

駐車スペース(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

雨は予報どおりだったが、風が少し強いのが気になりながらタックルの準備に取り掛かる。船長の到着を待っていると次第に雨が強まってきたので、車内で待機することにした。

やがて若船長が車で港に到着したので、筆者は乗船料を支払い、船長お手製の仕掛けを購入して乗船(仕掛けの購入は船長に要確認)。筆者は左舷大ドモに、妻は隣の胴の間に釣り座を構えた。彼女は大船長のいる操舵室の真下の席がお気に入りなので、確保できてご満悦だった。

結局当日は左舷に3名、右舷にはビギナーの方のグループ4名、計7名が乗船。定刻の7時に岸払いとなり、ポイントへと向かった。ポイントに着くまでの間に、エサのオキアミを調整剤「エビシャキ!」に漬け込んで準備完了。

多彩なゲストが釣れる

ポイントには約15分で到着。当日の水深は終日50~80mで、オモリは60号の使用となった。タナは底から1mで開始してみた。

タックル図(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

期待を込めた第1投目だったが、魚からのシグナルはなし……。しばらくすると右舷が盛り上がってきた。連続ヒット?で船内に魚が取り込まれると、次々に大きな歓声が沸いてくる。少し焦りだした筆者にも、遂にアタリがあったが、釣れたのはエソ……。その後は小型のマダイ(チャリコ)をキャッチ。

チャリコをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

しかし、なかなか本命が釣れず時間ばかりが経っていく。ラインが船下に流れて釣りづらくなってきたので、オモリをあまり底から切らないで自然にオモリが浮いてくる作戦に変更すると、イトヨリダイをキャッチ!

イトヨリダイを仕留める(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

その頃、妻はタマガシラを釣り上げていた。外道ばかりが釣れるので、筆者は水中ライトを外すことを決断。

妻が激レア深海魚をヒット

妻が「コツコトとアタリがきた!」と言って、リールを慎重に手で巻き出した。しかし、岩か貝殻のようなものが上がってきたように見えたので、筆者は苦笑……。

しかし大船長が「アンコウだ」と言うので見に行くと、針先には、可愛らしい小型のアンコウがぶら下がっていた。

激レアゲストのアンコウをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

駿河湾でアンコウが釣れるのは激レアらしく、他の地域でもアマダイ船でアンコウが釣れたという話はあまり聞かないだけに、すごく驚くと同時に、何が釣れるか分からない海釣りの魅力を再認識させられた。

釣ったアンコウはとりあえずバケツにキープ。このアンコウをどのようにして食べようかと思いながら、筆者は釣りを再開。

小型ながら釣れたアンコウを食べてみたいという気持ちは強く、特にアン肝は食べたいし、「煮るか唐揚げ?」にするかとしばらく考えていたが、結局その愛嬌のある容姿の可愛らしさから、後ろ髪を引かれる思いでリリースすることにした……。

アンコウはリリースすることに(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

イトヨリダイがサイズアップ

砂煙を起こすようにオモリを小突いているとヒット!「このタイミングで!?」と思いながらリールを巻いてくると、引きは強いがアマダイとは違う感じがした。途中で「ふわっ」と軽くなって上がってきたのは、先ほどよりも大きいイトヨリが水面に浮上!丁寧にタモでキャッチ。

イトヨリダイがサイズアップ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

今回もアマダイではなくて残念だったが、酒の肴にはグッドサイズのデップリとしたイトヨリだけに、筆者はにんまり。

ボイルオキアミには無反応

終盤近くになっても、右舷は相変わらず盛り上がっている。筆者はエサの生オキアミがなくなったのでボイルオキアミにチェンジすると、アタリは激減……というよりも全くなくなった……。

外道でも良いので魚が釣りたいと思い、タナをベタ底付近に変えてもまったくアタリはない……。同じくボイルオキアミを使用していた妻も同様で、2人とも毎回エサを取られることなく仕掛けが上がってくる。エサのせいにするのも何だが、戦略を間違えたかと後悔した……。

釣行終了&最終釣果

11時50分に納竿。港に着くまでの間、右舷の方々と談笑。若船長のレクチャーもあり、当日はまったく釣りをしたことがない方も含めて、本命をグループ全員安打達成で、皆さんご満悦の表情だった。

・筆者:イトヨリダイ2匹(30~33cm)、マダイ1匹(20cm)、エソ1匹
・妻:アンコウ1匹(15cm)、タマガシラ1匹(18cm)

魚を持ち込み美味しく調理

釣った魚は、今回もマックスバリュー沼津南店内にある「山正鮮魚部」へ持ち込んでさばいてもらった。

釣った魚を鮮魚店へ持ち込み(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

イトヨリダイは刺身とドリアに、マダイとタマガシラは塩焼きにして食べたが、いずれも非常に美味で酒がすすんだ。

タマガシラの塩焼き(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

当日の船内では、本命不発は私たち夫婦のみで非常に残念な結果になってしまったが、いつもアットホームに迎えてくれる船宿「城」で釣りができて、とても楽しい1日となった。

船長の親切なレクチャーが受けられる同船宿は、ビギナーの方には特に一押しだ。これからの時期は落とし込みでも出船する予定とのことなので、大物キャッチを目指して、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

<藤倉聡/TSURINEWSライター>

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