能舞台「湊川神社 神能殿」で、五人囃子が一堂に会する『五節句の会』が開催されるみたい。特別ゲストに落合陽一さん
3月の「桃の節句」「ひな祭り」にあわせて、能のフルオーケストラである「五人囃子」が一堂に集まるイベント『五節句の会』が東京と神戸で開催されます。神戸市中央区多聞通3-1-1
「五節句の会」春「桃の節句と五人囃子」
2025年3月15日(土)
湊川神社 神能殿
このイベントは、能のフルオーケストラ「五人囃子」が一堂に会し、能の公演では普段出会えないスペシャルゲストとともに、日本の春を楽しむというもの。この春は神戸と東京で公演が開催されます。
謡・笛・小鼓・大鼓・太鼓の5つのお囃子がそろって「五人囃子」なのだそうで、風習によっては雅楽をそろえることもあるそうです。
神戸公演は、神戸有数の能舞台「湊川神社 神能殿」が会場になっています。
両公演の案内人を務めるのは、人間国宝で、小鼓方大倉流十六世宗家の大倉源次郎さん。神戸公演ではスペシャルゲストとして、メディアアーティスト落合陽一さんが出演予定です。
神戸公演では1部は「五人囃子」、2部が「対談」、3部で「フリートーク」を予定しているんだそう。
対談は大倉源次郎さんが聞き手となり、落合陽一さんのほか、雅楽協会代表理事の小野真龍さん、落語家の桂吉坊さん、箏曲家の大谷祥子さんのお話が聞けるそうですよ。
神戸公演 開催日時
2025年3月15日(土)13:30開場 14:00開演 17:00終演予定
神戸公演 場所
湊川神社 神能殿
公演内容
【1部 五人囃子】
案内:大倉源次郎(協力:大連吟/ナニワノヲト)
シテ方:上田宜照
笛:貞光智宜
小鼓:成田奏・上田敦史
大鼓:上野義雄
太鼓:中田一葉
無謡一調 奥希鼓亂(おきつづみみだれ):大倉源次郎
【2部 対談】
聞き手:大倉源次郎
小野真龍(天王寺楽所雅亮会理事長, 一般社団法人雅楽協会代表理事)
桂吉坊(落語家)
大谷祥子(本願寺裏方, 箏曲家)
落合陽一(メディアアーティスト, 筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター センター長)
【3部 フリートーク】
出演者
神戸公演・東京公演 案内人 大倉源次郎さん
撮影:宮野正喜
能楽小鼓方大倉流十六世宗家 重要無形文化財保持者。公益社団法人能楽協会副理事長。1957年生 能楽小鼓方大倉流十六世宗家 1957年大倉流十五世宗家・大倉長十郎次男(大阪生) 1981年甲南大学卒業 1985年宗家継承 2017年重要無形文化財保持者各個認定 観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞 著作制作 2009年能楽DVD「大和秦曲抄」制作 2010年能楽DVD「五体風姿」制作 2017年『大倉源次郎能楽談義』(淡交社) 2019年フランスLV財団より招聘を受けシャルロット・ペリアン展覧会能楽公演制作 2021年『能より紐解く日本史』(扶桑社). 2023年『能の起源と秦氏』田中英道・大倉源次郎共著(ヒカルランド) 2024年公益社団法人能楽協会パリ・オリンピック能楽公演に参加
神戸公演 スペシャルゲスト 落合陽一さん
©中川容邦 / KADOKAWA
メディアアーティスト, 筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター センター長。1987年生まれ、2010年頃より作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長、同准教授、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサー。主な個展として「昼夜の相代も神仏:鮨ヌル∴鰻ドラゴン」(東京 BAG-Brillia Art Gallery-, 2024)、「どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」(岐阜・日下部民藝館, 2024)など。
チケット料金
正面特別席 10,000円/自由席 7,000円/学生席 3,000円
※学生席は20席。小学生~大学生が対象。中学生以上の人は学生証を受付で確認いたします
※未就学児のご参加はご遠慮ください。
チケット購入
Peatix 神戸公演ページ
※Web申し込み以外を希望する場合は、メールにて「①希望参加会場②希望席(正面特別席・自由席・学生席)③希望枚数④当日連絡先」をお送りください。メール宛先( gosekkunokai2025@gmail.com )
日本の伝統文化・伝統芸能をあらゆる世代に伝える催しを企画する団体によるイベントなんだそう。「五人囃子」を神戸有数の能舞台で体験できる機会なので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。