【ダイソー】『組み立てて学ぶ「三球儀」』太陽と地球と月のカンケイがわかって、自由研究にも最適!
「毎日の買い物はまずダイソーから」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『組み立てて学ぶ「三球儀」』。「組み立てて学ぶ」シリーズの最新作だ。夏と言えば自由研究! 大人も童心に戻って、太陽と地球と月を勉強しよう!
日食や月食、自転と公転など、太陽・地球・月の惑星の動きが手に取るようにわかる!~実験も工作もしなくなった大人たちへ
子どものころはしていたのに、大人になるとぱったりしなくなるもの、それが自由研究。日常の「なぜ?」に気付き、調べて確かめることはすごく重要だと教わったはずなのにすっかり遠ざかってしまった。
そんな人にぜひ手に取ってほしいのが、ダイソー『組み立てて学ぶ「三球儀(さんきゅうぎ)」』(組み立て後:14.2×14×12.5cm・希望小売価格 税込330円・発売中)。日食や月食、自転と公転など、太陽・地球・月の惑星の動きを視覚的に見て確かめられる「組み立てて学ぶ」シリーズだ。
出来合いの模型を購入するだけでなく、自分で組み立てて確かめるという工程を挟むことで、ものづくりの楽しさや面白さも体験できる筆者イチ押しのシリーズである。
330円とは思えない充実したキット&クオリティ!
中に入っているのは、木製パーツ大/小、金属シャフト、固定パーツ、電池ボックス、モーター、球体大/中/小。たった税込330円でこれだけ揃っているのはさすがダイソー様としか言いようがない。
自由研究レポートも付いていた。レポートの書き方まで学べるとはすごすぎる
組み立てに道具は必要なし。ただし、木材が使われているので、工作が不慣れな人は手をケガしないように手袋などを使った方がいいかもしれない。
精度の高い部品を組み立てる楽しみ!
それでは組み立て。見慣れないパーツがたくさんあり、文字も多いので難易度はやや高め。しかし、説明書をきちんと読めば小さな子でも組み立てられるレベル。
モーターと電池ボックスを繋いだり……
パーツを切り離したり……
差し込んだり……
若干すき間を開けて固定するのがポイント
工作というよりは組み立てるだけだが、プラモデルを作っているみたいで大人でもものすごく楽しい! ガンプラをよく作る筆者でも、出来の良すぎる造りの良さに興奮している。「ダイソー、やるな!」
中でも歯車(ギア)は目を見張るクオリティ。とんでもない精度だ。また、デザインにも凝っていて、歯車や土台に星が散りばめられている。ものづくりに興味がない人も、このデザインに惹かれるのではないだろうか。
最後に、付属のボール(発泡スチロール製)を刺して完成。
太陽と地球と月を動かしてみた!
電池ボックスに単三電池2本(別売)を入れて、スイッチON。すると、地球(中)と月(小)が太陽(大)の周りをくるくると回り始めた。
また、月も地球の周りを回って、太陽と地球と月の位置関係が目で見える。おもしろい!
それぞれの球に色を塗ってみると、より直感的に位置関係が分かるようになった。太陽の周りを回る公転、地球自身が回転する自転だ。よーく観察してみると、地球は自転をしているから太陽に360度向いているのに対し、月は地球に同じ面しか見せていない。色を塗るとこういう気付きもあるので、工夫は大切だと実感した。
月食
面白くなってきたので、追加実験。部屋を暗くして、太陽光を当ててみる。
すると、太陽、地球、月が一直線になったタイミングで、月が影に包まれた。なるほど、これが月食か。
地球から見て半月に見えそうな位置関係
さらに回転させてみると、半月や三日月らしく見えることがあり、とても面白い成果が得られた。半月や三日月が少し斜めに見えるのは、太陽と地球と月の位置関係(さらに言えば公転軌道)が平面にならないからだと考察できる。もっと観察して、実際の見え方と比較したり、工夫をすれば色んな発見ができそう!
思い出す自由研究、実験、工作の楽しさ。工夫次第でもっと新しい発見があるはず!
レポート提出
このキットには「自由研究レポート」も付いている。テンプレート(ひな形)に沿って記入すればレポートができるようになっているので、実際に書いてみたのが上記写真です。
作ってみて、330円とは思えないハイクオリティだった『組み立てて学ぶ「三球儀」』。自由研究、実験、工作はもちろん、使い終わったらインテリアとしても飾れそう。
地味にすごいモーターボックス
余談ではあるがこのキット、パーツ取りにも向いている。モーターボックスが直交タイプなので使い勝手が良いし、歯車もいくつか組み合わせればほかの構造にも応用できるだろう。普通に買えば300円以上する代物ではないだろうか。
『組み立てて学ぶ「三球儀」』を使って、自由研究、実験、工作の楽しさに触れてみてはいかがだろうか。