江戸年間のガイドブックにも収録された『屏風岩』猪名川の流れと紅葉が織りなす風景へ秋さんぽ♪ 猪名川町
秋が深まり紅葉が見たくなって、ドライブがてらお出かけをしてきました。目的地は、猪名川上流に位置する『屏風岩』(猪名川町)。
江戸時代に刊行され【摂津国】の名所を絵画と文章で紹介した「摂津名所図会」(せっつめいしょずえ)にも”北摂第一の名勝地”とうたわれているそうです。
三田方面からは北摂里山街道(県道86号線)を、川西方面からは猪名川渓谷ライン(県道12号線)を走り30分ほど。現地に駐車場はないので、『道の駅いながわ』を利用して徒歩で向かいます。
北摂里山街道沿いにある『道の駅いながわ』は、十割そばなどの食事ができる「そばの館」があり、特産品やお土産も購入できたりと、ドライブついでに立ち寄りたくなるスポット。まずは、そばの館で昼食を食べて腹ごしらえです。
あったかい鴨汁が身にしみる美味しさでした。
さて、『屏風岩』へは万善の交差点を川西方面へと進みます。
てくてくと田んぼ脇の歩道を歩きながら5分ほど。向かって左手に、岩壁がちらりと姿を現します。
まずはさっそく、猪名川の上流から写真を一枚。
手前の柿を絡めてパシャリ!秋らしい雰囲気を感じられるでしょうか?
『屏風岩』の名称は、高さ30m、幅100mにおよぶ岩壁が、屏風のようにそそり立ちみごとな景観をつくり出していることから名付けられたそう。
岩壁を映す水面も穏やかに澄み、中国の水墨画に出てきそうな風景を彷彿させます(あくまでも筆者の主観です...)。
もう少し先へ歩いてみましょう。
記憶の中で古い旅館があった場所には、新たにグランピング施設がオープンしていました。部屋によっては岩壁がすぐ目の前で、お金を払って絶景を堪能するのも悪くないな、と思いつつ先へ進みます。
下流から望める、小さな滝とのコラボレーションもなかなか良し♪滝の様子は「黒滝」にもすこ〜し似た風景です。
下流からの見学&撮影はこちらの橋からがおすすめですが、現在、橋周辺は【工事中】なので安全には気をつけて。
このあたりはサイクリングロードとして利用されていて、自転車の姿をよく見かけます。
猪名川渓谷の紅葉もちょうど見ごろを迎えていましたよ。
風景を眺めに出かけるのは久しぶりだったので、気分もリフレッシュ。やっぱり、自然はいいなぁと改めて感じた一日でした。
場所
屏風岩
(川辺郡猪名川町北田原)