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40歳、セルフプレジャーより睡眠が優先!? フルタイム正社員に転職して痛感したこと

コクハク

デザイン byえぽ

【解消されない夫婦のモヤモヤ】

 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。

 つい先日まで在宅でフリーランスをしていた私が、40歳でフルタイムの正社員に転職しました。職種は営業職。

 仕事の時間は不規則で、帰宅が夜遅くなることも珍しくありません。

 子どもがいる身として、20時帰宅は決して楽な生活ではないと実感しています。

主婦のフルタイム総合職は時間に追われる毎日

もうこんな時間!?(写真:iStock)

 フリーランスだった頃は「自己管理ができるなら時間も自由だし、ラクでしょ?」と思われがちでしたが、時間の管理はなかなか大変でした。

 自分を律する必要があるし、誰からも管理されない分、気を抜けばダラダラと過ごしてしまいがちです。

 しかし、在宅ならば子どもの帰宅時間に合わせて家にいられる安心感がありましたし、毎日自分で調整ができるので気が楽でした。

 ところが、フルタイム勤務に変わると、一転して「時間に追われる日々」が始まりました。

 毎朝の通勤、慌ただしいランチタイム、そして仕事の後に家事と育児が待っています。

 子どもが小学生なので、食事を温めて一人で食べてもらうこともありますが、寂しい思いをさせているのは否めません。

 育児と仕事のバランスを取るのが、改めて大変だと痛感しています。

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少しでも寝たい

無理…(写真:iStock)

 セルフプレジャーに積極的だった私も、今は「寝たい」だけ。長年セックスレスですが、夫に求めることはありません。

 それでも、セルフプレジャーには積極的でした。

 自分で自分を満たすことを大切にしていましたし、気持ちのリフレッシュやストレス解消にもなっていたんです。

 しかし、今では「セルフプレジャーするくらいなら、少しでも寝たい…」と考えてしまう自分がいます。

 仕事に育児、そして日常の雑務に追われ、夜の自由な時間がごっそり削られてしまったせいでしょう。

 かつては自分のために使っていた時間が「明日も頑張るための睡眠時間」になっているのが現実です。

セルフプレジャーが浸透しにくいワケ

時間も気持ちの余裕もない(写真:iStock)

 本来なら「自分のための時間を持つこと」はとても大切なはず。

 しかし、セルフプレジャーに関しては、その認知度がなかなか上がっていないと感じます。

 以前は「どうしてセルフプレジャーはここまで浸透しないのだろう?」と思っていましたが、フルタイムで働き始め、その理由が少しわかる気がします。

 多忙な生活の中では、セルフプレジャーに費やす「時間も気持ちの余裕もない」と感じるのです。

 とはいえ、忙しいワーママこそ、日々の疲れをリセットするために、自分の体に向き合う時間を持つのは大事だと思います。

 それは決して「恥ずかしいこと」でも「後ろめたいこと」でもありません。

 むしろ、忙しさに負けて自分のケアが後回しになると、心身のバランスを崩してしまう危険もあるのではないでしょうか。

それでも「自分の時間」を大切にするために

再び自分を労わる時間を(写真:iStock)

 フルタイム勤務が始まり、あれこれ削られがちな「自分の時間」。それでも、自分のためのリフレッシュは欠かせません。

 私にとって、セルフプレジャーは心の余裕を作る大事な方法でした。

 もっか睡眠が優先ですが、少しずつ生活のリズムを整え、再び自分を労わる時間を取り戻したいと思っています。

 40代、限られた時間をどう使うかは自分次第。夫婦や家族のためだけではなく、自分のために使う時間も意識的に確保していきたいですね。

(豆木メイ/フリーライター)

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