からむしで縄文を体験 児童ら麻生区の文化学ぶ
里山フォーラムin麻生と麻生区生涯学習支援課主催の講座「親子で楽しむ『からむし』ワークショップ『縄文』をつくろう!」が8月3日、麻生市民館で実施された。
講座には親子約20人が参加。麻生区役所周辺ほか区内に自生し、区名の由来ともされている植物「苧麻」(からむし)について学習するとともに、縄文時代土器に文様をつけるのに使われていたというからむしで縄を編み、粘土で素焼きの皿づくりを体験。麻生区の歴史や文化にふれた。
参加した門田灯(あかり)さん(小5)は「自分で作った麻紐で模様ができて楽しかった」、浅野森(しん)さん(小1)は「上手にお皿ができた。道端にからむしが生えていたらわかるかも」と話した。里山フォーラムin麻生の石井よし子事務局長は「麻生区は縄文遺跡が多い。昔の人は身近にある植物を利用して土器や衣服、紐などを作っていた。そういうことを自分自身で体験して学んでいくことが大切」と振り返った。