「サッカーの基礎を築いた場所」ジュビロ磐田・川島永嗣が語る大宮への特別な感情と次節の意気込み
ジュビロ磐田は5月31日、アウェーでRB大宮アルディージャと対戦します。キャプテンの川島永嗣選手にとって、大宮はプロ選手としてのキャリアをスタートさせた地元埼玉のクラブ。対戦は2009年以来となります。
川島永嗣選手と一問一答
-徳島戦はタフな状況の中で勝ち点1を持ち帰りました。
厳しくなるのは自分たちも分かっていましたし、相手の特徴も含めて失点が少ない相手とやった中で、勝ち点1を取れたということもそうですけど、ただ自分たちはより高いものを目指してやっていかなければいけない中では、より良い結果を得たかったですし、そのためにもっともっと詰められるところを詰めていかなければいけないかなと思います。
-5月21日のルヴァン杯のガンバ大阪戦と同様、後半はシステムを変更しました。
水曜日(G大阪戦)にもやっていましたし、そういった意味でイメージの共有というのはできていたと思いますし、それを結果にどうつなげていくかだと思うので、システムを変えるということは、やっぱりよりどう自分たちが攻撃的にいくのかとか、そういうところを自分たち自身が理解しなければいけないと思うので、そこをしっかり理解した上で、より相手にとって脅威になっていけるようにやっていきたいなと思います。
-次節はRB大宮アルディージャ戦との上位対決です。川島選手がプロとして初めて所属したクラブとの対戦になります。
そうですね、(大宮に)戻るのもかなり久々なので、そういった意味では特別な1試合になると思いますけど、一番大事なのはチームが試合で勝つことだと思っていますし、個人的な気持ちは横に置いて、目の前の試合に集中したいなと思います。
-地元の大宮からオファーをもらったときの気持ちは。
自分自身もプロサッカー選手を目指している中で、地元のクラブに入れたということは自分にとっては大きな一歩でしたし、そういうチャンスをくれた当時、佐々木(則夫)さんが強化部長だったので、そういうチャンスをもらえたというのは、自分としても本当にうれしいことでしたし、埼玉の中で埼玉出身の選手が活躍するというのは、地元の子どもたちにとってもある意味、いい刺激になると思うので、そういった意味で大宮でプレーしていたときもそうですけど、地元への気持ちというか、そういうのは今でも思っています。
-大宮サッカー場は聖地でしたか。
そうですね、よく自分も小さい頃は見にいっていました。
-大宮に所属した3年間で印象に残っている試合は。
やっぱりデビュー戦ですかね。大分でアウェーだったんですけど。雨の中での試合でした。
-大宮では川島選手のベースを築いた3年間だったのでは。
サッカー観もそうですし、一緒にプレーした当時のチームメイトもそうだし、コーチもそうだし、自分がサッカーをやっていく上で大きな基礎を築いた場所じゃないかなとは思います。
-次節は勝ち点3が絶対に欲しい試合です。
もう結果が全てだと思いますし、自分たちがやっていることをどれだけ詰めてやれるかというのはもちろんあると思いますけど、この前みたいにちょっとしたところで失点してしまったりというのは、確実に響くゲームになると思うので、それをしっかりと自分たちで締めた中で、結果を追求していきたいなと思います。
-今季の大宮の印象は。
チームとしてしっかりしているし、個の能力もあるし、自分たちが隙を見せればそこをしっかり突いてくるような印象があります。