【葵区・麺や 真】“灰色スープ”の正体は煮干し 両替町にこんな店が! 探して入りたい穴場店
その一杯、スープは濃厚な灰色。静岡市の街中、両替町のビルの奥まった場所に店を構える「麺や 真」では、東京の有名店で20年も修行を重ねた店主が自信を持って提供する「煮干しラーメン」が味わえます。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る道でも一本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットをめぐります。今回は静岡市の中心街「青葉シンボルロード」を市役所から常磐公園に向かってお散歩中です。
清潔感ある「麺や真」の店内
青葉シンボルロードを裏路地に入って行くと、バーや居酒屋が入ったビルを見つけました。その1階にあるのが、「麺や真(めんや まこと)」。
入口は道路から見えるものの、通路の奥の方にあり穴場感たっぷり。
「麺や 真」はラーメンと油そばの2本立てで勝負するお店です。
店内は白い壁に白木のテーブルと、清潔感たっぷり。
店主の池本真さんがカウンター越しに迎えてくれました。池本さんは東京で約20年修行した後、いつか住みたいと思っていた静岡に移り住んだそうです。
麺や真 店主・池本真さん:
東京の油そばで有名な「ぶぶか」と「大勝軒」で20年ほどやっていました。もうすぐ静岡で店を開いて3年です。まだまだです
場所はわかりづらいけれど知っていれば来られる。そんな絶妙な隠れ家ポジションで独立オープンしたのが「麺や真」です。
灰色スープの「煮干しラーメン」
出てきたのは灰色の“煮干しカラー”をした濃厚そうなスープのラーメン。
店主が太鼓判を押す「煮干しラーメン(850円)」です。
麺や真の一番人気で、見た目、味、共に個性があふれているんです。
長崎県産の煮干しをまるごとミキサーにかけてできた黒々したスープに、特注麺をあわせた唯一無二の一杯です。
まずは気になるスープから。
煮干しの香りがして、濃厚なのにどこかスッキリしています。
麺や真 店主・池本真さん:
カタクチイワシを1日水出しして、弱火で時間をかけてうま味を抽出します
鶏の足先と豚の頭でとった動物系スープもブレンドし、コラーゲンたっぷりにしています。
ラーメンには、なんと「半ライス」の無料サービス付き。濃厚スープと一緒に、ごはんも堪能しちゃいましょう。
隠し味の「いしり」とは
煮干しラーメンには、隠し味が入っています。
2024年の年末からタレをリニューアルし、新たに採用したのは日本三大魚醬(ぎょしょう)と言われる「いしり」です。
「いしり」は能登のイカを発酵させて作った魚醬です。
麺や真 店主・池本真さん:
このしょうゆに出会ってから絶対に煮干しラーメンに生かしたいと思うようになりました
いしりが入っていると知って食べると、さらにトロッとした魚介のコクを感じました。ぜひお試しあれ。
■店名 麺や 真
■住所 静岡市葵区両替町2-3-12
■営業時間 平日11:30~14:00 17:30~21:00
※日曜は昼営業のみ
■定休 月
■問合せ 070-8412-7169