全国の横丁トップ10 静岡市のおでん通りは9位 1位は三重県「江戸時代に瞬間移動」
■旅先で楽しみたい横丁 全国1位は三重県の「おかげ横丁」
食べ歩きや飲み歩きを満喫できる「横丁」。大手旅行サイト「じゃらん」は旅先で楽しみたい全国の横丁をテーマにしたランキングを発表にした。1位は江戸時代にタイムスリップした感覚を味わえる三重県の「おかげ横丁」。静岡県からは静岡市の「青葉横丁」が9位にランクインした。
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表通りから横へ入った町筋、またはその通りを意味する横丁。昭和の雰囲気を残す日本の横丁は、その地域の歴史や文化を感じられる場所となっている。また、ご当地グルメをはじめ、食べ歩きや飲み歩きを目当てに訪れる人も多い。
バラエティに富んだアンケートを実施している「じゃらん」は今回、横丁をテーマに旅行者の声を集めた。じゃらんに掲載されている情報を中心にピックアップした食べ歩きや飲み歩きを楽しめる横丁の中から、旅先で行ってみたい箇所を3つまで選択する形式で実施した。
全国トップに立ったのは、三重県にある「おかげ横丁」だった。住民の生活があるのは「神さまのおかげ」という思いから誕生。伊勢神宮内宮門前町の真ん中に位置し、江戸から明治期の伊勢路の建築物が移築・再現されている。まるで江戸時代にタイムスリップしたような感覚になる。
4000坪の敷地内には、50店舗ほどが並ぶ。名店の伊勢うどんや明治時代に創業した老舗精肉店の揚げ物、手焼きの団子や1年中提供している地元の牡蠣といったグルメ。工芸品や土産店も入っている。
■静岡市の「青葉横丁」は9位 静岡県で唯一トップ10入り
静岡県からは静岡市の「青葉横丁」が9位にランクインした。昭和レトロな雰囲気を残す通りには、静岡おでんの老舗が並ぶ。
真っ黒な出汁が特徴の静岡おでんは食糧難だった大正時代、廃棄処分されていた牛スジや豚モツを食材として煮込んだことが由来と言われている。地元の漁港で水揚げされたイワシのすり身を練った黒ハンペンも、静岡おでんの象徴となっている。
青葉横丁は昔ながらの屋台をほうふつさせる。静岡おでんは毎日煮込んで出汁を継ぎ足すため、店ごとに異なる味や具材も楽しめる。まさに食べ歩き、飲み歩きにピッタリのスポットと言える。
旅先で楽しみたい横丁ランキングのトップ10は以下の通りとなっている。アンケートは3月19日から21日まで、47都道府県に住む20代から50代を対象に実施。1034人から有効回答を得ている。
【旅先で楽しみたい横丁】
①おかげ横丁(三重県)
②函館ひかりの屋台 大門横丁(北海道)
③やすらぎ湯の坪横丁(大分県)
④天文館かごしま横丁(鹿児島県)
⑤なにわ食いしんぼ横丁(大阪府)
⑥新宿西口 思い出横丁(東京都)
⑦八戸屋台村 みろく横丁(青森県)
⑧でこなる横丁(岐阜県)
⑨青葉横丁(静岡県)
⑩法善寺横丁(大阪府)
(SHIZUOKA Life編集部)