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中国で「G-SHOCK」の売り上げが半減

セブツー

カシオ計算機は2月14日、2025年3月期の第3四半期の累計決算を発表した。売上高は1957億7300万円(前年同期比2.7%減)、営業利益は112億2900万円(同5.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は42億6300万円(同57.3%減)と減収減益だった。

カシオ計算機は昨年10月5日にランサムウェア攻撃を受け、オンラインストアの一部システムで障害が発生し、「G-SHOCK」などの出荷システムに不具合が生じていた。そのため、新製品を中心に製品の供給が困難となり、減収となった。

セグメント別では、時計事業の売上高は1250億円(前年同期比1.2%減)、営業利益は611億円(同2.7%減)だった。コンシューマ事業の売上高は628億円(同2.7%減)、営業利益は20億円(同10.3%減)、システム事業の売上高は51億円(同14.8%減)、営業利益は6億円の赤字(前年同期は営業利益はゼロ)だった。

主力製品である「G-SHOCK」は、第3四半期に約155万個を売り上げたが、前年同期から22.5%減と大きく落ち込んだ。日本国内、北米、欧州などすべての国・地域で売上高は前年同期を割り込み、特に景気後退が続く中国では前年同期から49%減と半減した。

こうしたことからカシオ計算機は構造改革を推し進め、成長事業に積極的に投資する。その一方、成長性が低い事業は効率化や撤退など見直しを強化する。その一貫として電子辞書は今後、新規モデルの開発は中止する。

2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高は2620億円(前年比2.5%減)、営業利益は140億円(同1.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は80億円(同32.8%減)としている。

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