大潟区の海岸付近でイノシシにかまれ2人けが 上越市内各地で目撃相次ぐ
新潟県上越市によると2025年2月16日午後4時頃、同市大潟区雁子浜で、男性2人がイノシシにかまれ、負傷した。いずれも軽傷とみられ、命に別条はないという。市内では連日各地でイノシシが目撃されており、市では注意を呼び掛けている。
被害があったのは雁子浜の海岸付近。午後3時50分頃に40代の男性がロイヤルホテル小林付近の県道で、約5分後に50代の男性が近くの海沿いで、体長1mほどのイノシシに足などをかまれた。市では海岸付近や保安林にイノシシが潜んでいる可能性があるとして、近づかないよう安全メールなどで注意喚起を行った。
同市内では11、12日に三和区で3人が相次いでイノシシに襲われ、12日に1頭のイノシシが捕獲された。その後も12日に御殿山町や大貫4で、14〜16日には春日山や下源入、直江津駅付近などでイノシシを目撃したとの情報が寄せられている。
市では被害対策として、イノシシと遭遇しないようイノシシが好む住宅の裏山ややぶに近づかず、生ごみなど餌となるものを家屋周辺に放置しないようにするほか、イノシシに遭遇してしまった場合は高い場所に上がったり物陰に隠れたりして距離をとり、イノシシの逃走経路を絶たないようにしてゆっくりその場から離れるよう呼び掛けている。
イノシシやクマを見かけた場合は市環境政策課(025‐526-5111( tel:0255265111 ))や各区総合事務所、警察へ通報する。