ユナイテッドアローズの通期決算は4期連続で最終黒字
セレクトショップ「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」を展開するユナイテッドアローズは5月8日、2025年3月期の通期連結決算を発表した。売上高は1509億1000万円(前年比12.4%増)、営業利益は79億8400万円(同18.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は42億8200万円(同12.2%減)で増収減益だった。売上高は4期連続で前年を上回り、最終利益は特別損失として14億5600万円を計上したため減益となったが、4期連続で黒字を達成した。
グループ別では、コーエンは売上高104億2000万円(前年比9.0%増)と好調だったが、販管費が上昇したため減益だった。台湾の子会社は売上高20億2000万円(同20.7%増)と2桁の成長で増収増益だった。今年1月に進出した中国も計画に対して約180%と好調なスタートだ。
ユナイテッドアローズは、オフィス回帰や外出機会の増加を捉えて、オンオフ兼用の衣料を拡充したことが好業績に繋がった。また、2024年春にスタートした「アティセッション(ATTISESSION)」や、辺見えみりをディレクターに起用した「コンテ(conte)」なども好調を維持している。
ユナイテッドアローズの2026年3月期の連結業績予想は、売上高は1656億7700万円(前年比9.8%増)、営業利益は90億円(同12.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は50億8400万円(同18.7%増)としている。