「熱に強いビタミンC」が効く!みそ汁に入れて“紫外線対策”が期待できる【緑の夏野菜】とは
艶やかな緑色のピーマンは、暑い季節の紫外線対策に必要なビタミンCがたっぷりの夏野菜。しかもその厚い繊維の皮に守られるため、「加熱してもビタミンCが壊れにくい」といわれています。焼いてもビタミンの損失が少なくて済む食材。軽く炒めてからみそ汁に入れれば、水溶性のビタミンCも丸ごと摂れて味もまろやか。おすすめのピーマン料理です。
「熱に強い!」ピーマンのビタミンC
緑が鮮やかな夏野菜のピーマン。その栄養素の特徴は、「ビタミンCが熱に強い」ということ。
通常ビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、ピーマンは食物繊維がしっかりしているため、加熱による損失は少なく済むといいます。ですのでピーマンは、炒め物にしてもしっかりとビタミンC摂取が可能です。
夏にビタミンCの抗酸化力を
強い抗酸化力をもつビタミンCは、
・肌のシミを抑え、細胞の老化を防ぐ
・動脈硬化や心筋梗塞、がんなどの予防
・免疫力を高め、ストレスや疲労をやわらげる
など、健康と美容に役立つといわれる効果がたくさん。暑い夏の紫外線対策に、特に意識的に摂取したいですね。
今回はピーマンを炒めてから煮るみそ汁を作り、熱に強いビタミンCを汁まで丸ごと食べていきましょう。
ピーマンのみそ汁 (調理時間:8分)
材料(2人分)
・ピーマン‥‥‥‥‥‥2個
・長ねぎ‥‥‥‥‥‥‥1本
・豆腐‥‥‥‥‥‥‥‥4分の1丁
・ごま油‥‥‥‥‥‥‥小さじ2
・水orダシ汁‥‥‥‥‥2カップ強
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1と2分の1
作り方
1. ピーマンは乱切り、ねぎは斜め薄切り、豆腐はサイの目にカットする。
2. 鍋にごま油を熱し、ねぎとピーマンを色よくなるまで炒める。
3. 2に水を入れて沸かし、中火で2〜3分ほど煮る。
4. 3に豆腐を入れ、ひと煮立ちさせたら火を止め、みそを溶かしてお椀に盛る。
しょう油をからめても美味
ピーマンを炒めてから、しょう油を少々からめても美味です。そのまま中華ダシ等でスープにするのもおすすめですよ。
熱を加えてもビタミンCが壊れにくい、ピーマンのおみそ汁。紫外線の強い夏にぜひお試しください。
山田 直/ヨガ講師・自然食料理人