詐欺撲滅へ一手 保土ケ谷防犯協会 松原商店街で啓発
保土ケ谷防犯協会(堀功生会長)が12月12日、オレオレ詐欺などの特殊詐欺への注意を呼び掛ける「年末防犯キャンペーン」を洪福寺松原商店街で行った。
保土ケ谷警察署や保土ケ谷区役所と共に実施。堀会長らは「ハマのアメ横」と呼ばれている松原商店街を練り歩き、商店の従業員や買い物客らに啓発物約300部を配布。保土ケ谷区内の特殊詐欺の発生状況などを伝えて注意喚起した。
同署によると、今年10月末時点で区内で発生した特殊詐欺は44件で被害額は約7千万円(暫定値)。昨年同時期に比べて被害額は減少したが、被害件数は11件増えた。
特殊詐欺の手口はオレオレ詐欺のほか、警察官や金融機関の職員などを装ってキャッシュカードを騙し取る「預貯金詐欺」や有料サイトなどの未払いの料金を理由にした「架空料金請求詐欺」など。近年手口が巧妙化しており、より注意が必要だという。
堀会長は「年末になると詐欺の電話などが増える印象。自分の身を自分で守れるように意識することが大切」と話した。