一人暮らし高齢者世帯年々増加、2050年には全国で20.6%へ 大竹「何十年も前から少子高齢化社会になることわかってたのに何の策も講じてない」
11月13日(水)、お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。朝日新聞の「一人暮らし高齢者世帯が増加、2050年は32道府県で20%超に」という記事を取り上げ、大竹がコメントした。
国立社会保障・人口問題研究所が12日発表した都道府県別世帯数の将来推計によると、26年後の2050年には、全世帯に占める1人暮らしの割合が27都道府県で40%を超える。65歳以上の高齢者が1人で暮らす割合は地方を中心に高くなり、32道府県で全世帯の20%を上回る。
1世帯の平均人数は34都道府県で2人未満となる。未婚の人が増え、少子高齢化で一緒に住む家族の人数も減るためだ。
都道府県別は高知県(27.0%)で、徳島県(25.3%)、愛媛県(24.9%)と続き、四国地方で特に高くなる。
大竹「東京はどうなってるの? 65歳以上って」
砂山アナ「全世帯に占める1人暮らしについては2020年の38%から50年には44.3%に上昇します。都道府県別ではこれは高齢者に限らないですけど、全世帯に占める1人暮らしの割合では2050年の東京は54.1%。これが最も高く大阪47.4%、京都47%と続きます。低い順では山形34.5%、福井と富山が35.5%となります」
大竹「若い人も1人暮らしの人が多いという話だよね。1人暮らし世帯は27都道府県で40%を超えてる。1人で暮らしている人がお年寄りに限らず、結婚しないとか。諸事情もあると思うけども」
砂山アナ「東京のデータありました。朝日新聞の一面に東京の2050年全世帯に占める65歳以上、高齢世帯の割合は18.7%(148.3万世帯)ですね」
大竹「思うんだけど、お年寄りは増えるよね。少子化問題もこれに加えて増えていくわけだけど、 今、ちょっと社会ではお年寄り何やってんだとか、年金とか厚生年金とかたくさんとってんじゃないの?みたいな話になってるけどさ、こうなることは何十年も前にわかってました。わかってたんです。なんで策を講じてこなかったんだと。わかってたんだから策を講じろよと。それをこうなってしまいましたと、お年寄りと若者の対立軸を作ってあおってるけど、 もともとわかってたのにその辺の問題は何も問わないで、こういう統計を出して、お年寄りの1人暮らしが多いねぇみたいなことを言い出しても…。日本のあちこちの目標ってなんでも2050年とか。30年ぐらい先のことをいつも言ってるんだけど、その時に向けてどうしていくかという話をしないで、原発の問題なんか特にそうだけど、2051年にはどうなります!みたいなことを言うわけだ。それまで一生懸命やってそうなっちゃうんだろうけど、目標を先送りにしてる感がいつもどの問題にもあると思うんだよね」