栄署 コンビニ店員を表彰 電子マネー購入詐欺防ぐ
栄警察署(大窪太郎署長)は8月2日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、セブンイレブン横浜栄小山台2丁目店の高橋誠さん(42)に感謝状を贈呈した。
高橋さんが詐欺を防いだのは、6月22日の午後8時頃。8万円分のプリペイドカードを購入しようとする高齢者に対して、「片言の日本語で話す外国人と電話がつながっていますか」と問いかけた。高橋さんは以前にも同じ状況に置かれていた人の特殊詐欺を防いだ経験があり、確認を行った。それに対してうなずく男性を見て詐欺だと確信。警察に通報し、被害を未然に防いだ。
同店はこれまで複数回特殊詐欺を防止したことで、県警からも表彰を受けている。犯人からカードの購入を指示されている人の特徴を「明らかに目が泳いでいる」と話す高橋さん。店内のプリペイドカード売り場には、これまで贈呈された感謝状を掲示して注意を促しているという。大窪署長は「高齢者に対して、素晴らしい切り口で声をかけてくれた。このような取り組みが広がってほしい」と話した。