「夕刊フジ」が来年1月で休刊へ。森永康平氏も時代の流れに思いを馳せる
10月2日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、夕刊紙「夕刊フジ」が休刊するというニュースについて意見を交わした。
産経新聞社はタ刊紙「夕刊フジ」を、来年1月31日発行をもって電子版を含め休刊することを決定し、昨日発行の「夕刊フジ」で発表した。「夕刊フジ」の公式サイト「zakzak」も1月31日をもって更新を休止する予定。この「夕刊フジ」は昭和44年にタブロイドサイズの夕刊紙として創刊以来、「オレンジ色のニクい奴」のキャッチコピーで、勤め帰りのサラリーマンらに独自の切り口でニュースを届けてきた。また「タ刊フジ」が発行する健康情報紙「健活手帖」も11月の発行をもって最終号となる。
寺島尚正アナ「『夕刊フジ』、愛読していた中高年の男性も多い印象があるんですけどもねえ」
森永康平「そうですねえ、僕も今『夕刊フジ』で一個連載をしていて、この話を聞いて『そうなんだ!』とちょっとびっくりしたんですけどねえ。よくあるパターンが紙はやめるけどオンライン版というか、サイトは残すみたいなのは結構あるかな?と思いましたが、今回は『zakzak』の方も更新しなくなるということで、これはちょっと意外でしたね」
寺島「で、産経新聞社は休刊の理由について『デジタル端末の普及や、コロナ禍に伴う帰宅時等の購読機会の減少、原材料費、輸送コストの上昇など』としています。夕刊をやめる新聞社もありますけれども、こういった選択っていうのは、今後広がってくるってことなんですかねえ?」
森永「僕が社会人になった頃とかは、まだみんな電車に乗ると結構新聞を広げて読んでた印象があるんですけどね」
寺島「いやあ、かなりの数の人たちが読んでました」
森永「今はもうみんな、スマホの電子版があるので、そっちに切り替えちゃってるっていうのがあると思いますけどね」
寺島「今もお伝えした通り、今、わざわざ新聞を買って読む機会が減っている、原材料費も上がってるし、あと駅の売店やコンビニなどに運ばなきゃいけませんからねえ。輸送コストの上昇、確かにいわれてみればそうだなあということですねえ」
森永「僕も新聞を紙で取っていた時期ってあるんですけども、意外に家にガーッと、広告とかもあるんで」
寺島「溜まるんですよねえ」
森永「捨てる時重いんですよ、アレ。半月分ぐらいまとめて捨ててましたけども。最初の頃は上手いヒモの結び方がわからないので、新聞を運んでる時に横からズズズズーッと落ちてって(笑)」
寺島「ヒモが緩んじゃって(笑)」
森永「だんだんね、新聞を取って時間が経つと、なんかちょっとこう、職人っぽくなったりして。最終的にはビニールのヒモで上手くサササッと十字に結んで、持っても全然緩くならないように結べるようになりましたが」
寺島「今はもう、やる機会はあんまり無いですもんね。あったらあったで大掃除の時に新聞紙で拭くと綺麗になるとか、鍋の時に鍋敷きにしたりとか、生活の知恵にも使われていたんですけどね(笑)」
森永「まあ、新聞従来の使い方ではないですけど(笑)」
寺島「そうですね、今、話しながら私も自分で失礼な奴だと思いましたね(笑)」