坂東玉三郎、7年ぶりとなるニュー・アルバム『夢の中に君がいる』の発売が決定
人間国宝・坂東玉三郎の7年ぶりとなるニュー・アルバム『夢の中に君がいる』が、2024年12月11日(水)に発売されることが決定した。
当代随一の女形として世界的名声を得ている五代目坂東玉三郎は、歌舞伎や舞台と並行してこの数年は、歌手としての活動にも力を入れている。青山ブルーノートでの定期的な公演をはじめ、全国各地でコンサートを中心に活動。2007年には、敬愛する越路吹雪の楽曲をカバーしたアルバム『邂逅~越路吹雪を歌う』を発表し、シンガーとしての才能を発揮。そして五代目 坂東玉三郎の襲名60年となる今年2024年、7年ぶりとなる新作アルバムをレコーディングし、発売する。
最近の玉三郎の音楽活動を支えてきた気心の知れたミュージシャンを従えたスタジオは、ピアニストでバンドマスターの三枝伸太郎を中心とした、ピアノ、ウッドベース、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの6人編成にゲストミュージシャンを加え、アコースティックな生音にこだわったLIVE感あふれるレコーディングとなった。
玉三郎が愛する楽曲たちへの愛をこめたカバーが中心で、往年のシャンソンやスタンダードからJポップまで、幅広い内容となっており、シンガーとしての裾野の広さを感じることができる。今年生誕100周年を迎えてさまざまなイベントが開催され盛り上がる越路吹雪のカバーも多数収録したばかりでなく、敬愛する井上陽水や玉置浩二のカバーに加え、玉三郎本人が訳詞を手掛けた、シナトラの歌唱でも知られるガーシュインの名曲「Someone to watch over me」や、本人がプロデュースするミュージカルの為に書き下ろされた「星降る夜に」も初レコーディングするなど、精力的な内容となっている。
また、アルバムタイトルとなった『夢の中に君がいる』は、アルバムの1曲目を飾る、サルヴァトール・アダモの曲で、日本では詞・岩谷時子、越路吹雪の歌唱で知られている曲のカバーとなる。なお、引き続き来年にはこのシリーズの第二弾となるアルバムも計画されている。
坂東玉三郎 コメント
これまでの数年間、色々な会場でコンサートを開催させて頂きましたが、会場にお越しのお客様から「CDは無いのですか」というお言葉をかけて頂きました。
そこで、今までコンサートで歌って来たものを20曲集めて、新たなアルバムをリリースすることとなりました。
演奏家の皆さんも、ここ数年御一緒して来た方達です。
私の好きな外国の曲も入っていますし、井上陽水さん、玉置浩二さんという現在の日本を代表するアーティストの名曲も沢山入れさせて頂きました。
私が訳詞を担当した曲もありますし、作詞した曲もあります。
そして今回、松井五郎さんにも、「マイウエイ」を翻訳して頂きました。
このCDを皆様に愛聴していただけましたら幸いです。