世界一売れてるゲーム「マインクラフト」の映画版を見てみた → マイクラあるある連発で愛を感じた!
2025年8月の時点で世界一売れているゲーム、「MINECRAFT(マインクラフト)」。その売上本数は、2023年の時点で合計3億本を超えているそうだ。
日本の人口が約1億人であることを考えると、数字の物凄さがよく分かる。
昨年、そんな「マイクラ」が突然映画化されると発表された。
・各種サービスで配信中
映画のタイトルは「マインクラフト ザ・ムービー」。公開日は2025年4月25日だ。
ある日、不思議なキューブの力で現実世界からマイクラの世界に入り込んでしまった5人の登場人物たち。
しかしキューブが壊れてしまい、マイクラの世界から帰ることができなくなってしまった。
さらにキューブの力を使って世界を支配しようとする敵まで現れる。5人は無事に元の世界に戻ることができるのか……!?
──というのが、この映画の大まかなストーリーだ。
普段からマイクラをプレイしている筆者としては是非観に行きたかったのだが、出かけるタイミングを逃して結局観劇することができなかった。
しかし公開からわずか2か月ほどしか経っていないにも関わらず、2025年6月27日からAmazon Prime Videoなどの各種サービスで配信がスタート!
あ、ありがたい……! おかげで、筆者も遅ればせながら無事に視聴することができた。
そこで、いちプレイヤーがこの映画を見て抱いた感想を3つほど述べさせていただきたい。
・1つめ 心当たりが多い
まずいちばん印象に残ったのは、「この映画はちゃんとマイクラをプレイしたことがある人が作っているんだな」ということ。
初心者が作りがちな、なんの飾り気もない四角い箱のような家が出てきたり……
効率よく食料を得るために作りがちな焼肉製造機が出てきたりした時には笑ってしまった。どちらもマイクラをプレイしたことがある方なら心当たりがあるのではないだろうか。
初めて見るはずの映画なのに知っている要素がたくさん登場する、プレイヤーには嬉しい演出だった。
逆に「マイクラをプレイしたことがない人にとってはちょっと分かりにくいかも」とも思った。
世界観の説明などはある程度されていたと思うけど、完全に初見の人にとっては展開がスピーディーなこともあって腑に落ちないままになってしまう部分があるかもしれない。
・2つめ マイクラの世界はリアルだと結構怖い
マイクラの世界で暮らしていると、時にはモンスターに追いかけられることもある。
ゲーム上ではこんなふうにまだ可愛げのある見た目なのだが……
映画では見た目や動きの解像度が上がっていて、正直ちょっと怖かった。
ホラー映画などと比べれば全然マイルドな方だと思うけれど、苦手な人はちょっと覚悟した方がいいかもしれない。
少なくとも筆者は原作ゲームがこの作画だったら、ゲームを続けられていないと思う。
ありがとう原作ゲームのデザイン担当の方。
・3つめ ゲスト声優さんの演技もすごい
本作の日本語吹き替えには、声優さんの他にもマイクラをプレイしている配信者さんやタレントさんが出演している。
これまでにも何度か声優さん以外の人が声を担当している作品を見てきたけど、正直「ん?」と違和感を覚えることも多かった。
しかし、この映画ではその違和感が全くと言っていいほどない!
クレジットを見るまでどのキャラを声優さん以外の人が担当していたのか分からないくらいに自然な演技だった。すごい。
・愛ってすごい
以上、いちマイクラプレイヤーが映画を見て抱いた感想でした。
この映画の原作であるマイクラのゲームには、明確なストーリーがない。
そのためどんな映画になるのか気になっていたのだが、原作ゲームの雰囲気を保ったままちゃんと物語が完成していてファンとしては嬉しかった。
ゲームに登場するアイテムや風景が徹底的に再現されていたことからも、製作陣の強いマイクラ愛がうかがえる。
調べてみたところ、2025年6月2日時点での本作の興行収入は全世界で1350億円を突破したそう。
アメリカではあの「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を超えるものすごいスピードでヒットしたようだ。
愛が込められた作品って、見ている側の人間でもなんとなく分かるものだ。
この映画には制作陣の愛がたっぷり詰め込まれているから、これだけ大ヒットしたんだろうな。
マイクラ好きによるマイクラ好きのために作られた映画、気になった方は是非見てみてはいかがだろうか。
参考リンク:マインクラフト ザ・ムービー
執筆:うどん粉
ScreenShot:MINECRAFT(Nintendo switch)