つぶあんVSこしあん 頂上決戦は意外な大差に 完売“塗るあんこ”限定で再販
■田子の月が投票結果発表 つぶあんがこしあんに圧勝
参議院選挙が公示される中、注目の“投票”結果が発表された。静岡県富士市に本社を置く老舗和菓子店「田子の月」は、6月に開催した「つぶあんVSこしあん」の頂上決戦の結果を公表。“永遠のライバル対決”に勝利したのは――。
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田子の月は6月7日から9日までの3日間、自家製あんこを楽しめる「あんこがうまい」フェアを開催した。期間中はつぶあん派かこしあん派か、好みを問う「あんこ分け目の頂上決戦!?」を実施した。
投票は全23店舗のうち20店舗で開催した。有効投票数は計5861票。開票の結果、つぶあん派が3779票、こしあん派が2082票で、つぶあんが一騎打ちを制した。田子の月は「こしあん派の皆さまも大健闘したものの、つぶあん派の皆さまの一大勢力には一歩及ばずという情勢で、最終的にはつぶあん派の勝利となりました」と総括した。
つぶあん派の勝利を記念し、田子の月は「トースト用あんこ(瓶入り)」の再販売を決定した。「あんこがうまい」フェアで数量限定販売して完売した大人気商品。販売期間は7月5日から7日まで開催される「桃まつり」の期間中で1個850円(260グラム)。予約優先で販売する。
トースト用あんこは全ての工程を手作りで生産しているため、今回も田子の月全店合計250個の数量限定販売となる。水分量を調整してトーストに塗りやすく仕上げた優しい甘さのつぶあんで、バターやマーガリンと相性抜群。“あんバター”ファンにとっては見逃せない一品だ。
「桃まつり」ではイベント名の通り、「桃のタルト」、「朝焼き黄桃パイ」、「まるごとすもも大福」、「桃のパンナコッタ」など、桃をふんだんに使ったスイーツが多数登場する。トースト用あんこと併せて、季節の味覚を味わうチャンスとなる。
1952年創業の田子の月は、富士山の麓・富士市に本社を構え、厳選素材と伝統技法による和菓子作りに定評がある。県内外で愛される「田子の月もなか」や「富士山頂」などの看板商品に加え、近年は洋菓子要素を取り入れた“ネオ和菓子”の開発にも力を入れている。完売必至の「トースト用あんこ」再販と旬の桃スイーツ──。あんこ好きもフルーツ好きも見逃せない。
(SHIZUOKA Life編集部)