聖マリ病院 患者ら、壁に感謝込め 解体迫る本館で
3月から解体工事が始まる聖マリアンナ医科大学病院本館で、感謝の気持ちを込めたメッセージを書くイベント「感謝の壁〜WallofThanks〜」が2月28日(金)まで行われている。
同館は、菅生キャンパスリニューアル計画に伴い、解体されバスロータリーとなる予定。今回のイベントは、開院から50年にわたり地域の中核病院として歩んできた本館への感謝や思い出を記録するため、教職員をはじめ患者、地域住民に直接メッセージを書きこんでもらおうと企画された。
3日でいっぱいに
1月28日に始まったイベントは、わずか3日ほどで同病院本館2階旧整形外科横の壁面が埋まり、現在は通路向かいの壁に広げて行われている。メッセージには「ありがとう」と感謝の言葉が多く、直接「〇〇先生」と名前を出して思いを伝えるメッセージも見られた。3年前に脳腫瘍の摘出手術を受けたという60代の女性は、3カ月入院した思い出深い場所だと話し、感謝の言葉を壁に残していた。