【富士・四季彩堂】「どこよりも固いプリン目指した」和雑貨店なのにスイーツ! 一脚9万円のイスでプリン
静岡・富士市にある和雑貨の店、「 四季彩堂(しきさいどう)」を調査します。独自の仕入れによって豊富な和雑貨が並ぶこのお店には、スイーツ店に匹敵するおいしく、とびきり固いプリンがありました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ2万点が並ぶ和雑貨のテーマパーク
1998年に浜松の小さな雑貨店として誕生した「和の生活雑貨店 四季彩堂」。現在は県内5店舗、愛知県にも2店舗を展開しています。
やってきたのは富士市にある富士吉原店。
早速入ってみると、入り口からずらっと和の商品が並びます。げたや扇子など夏のアイテムが目を引きます。
琉球ガラスのグラスに風鈴、雑貨が夏を感じさせてくれます。
お店のコンセプトは「和雑貨のテーマパーク」です。
四季彩堂 富士吉原店・三井竜太郎店長:
日本全国を回って仕入れ、産地から伝統工芸品を集めています。和雑貨のテーマパークを意識しています
約200坪ある店内には、普段使いできる日用品から、プレゼントにぴったりなおしゃれな小物まで、約2万点が所せましと並んでいます。
なかでも陶器は、窯元で直接仕入れた一点物が数多く並びます。同じ種類のお皿もよく見ると違いがわかります。
にむらあつとリポーター:
同じ器ですが、手に取ってみると若干色が違います
ツヤツヤと輝く涼しげな印象の器は、山口県の萩焼。 微妙な違いは手作りの証ですね。
仕入れについて詳しく聞いてみました。
四季彩堂・三井店長:
基本的には車で全国をまわって仕入れを行っています。作家さんは職人気質の方が多く、ネット販売や取り寄せに対応していないことも多いんです
山奥の窯元まで足を運ぶことで、ネットでは買えない商品を仕入れ、四季彩堂だけの独自の品ぞろえになっています。
一脚9万円のイスがある喫茶店
そんな和雑貨店に、スイーツ店に匹敵するおいしいものがあるそうです。
それが楽しめるのは、併設されている喫茶店「いっ福茶屋 しき彩」。
この空間もすてきでした!
和雑貨店ならでは、細部に至るまでレトロな雰囲気で、ゆったりくつろぐことができると人気です。
四季彩堂・三井店長:
雑貨店では家具も置いています。使ってみてもらおうと、販売している家具を喫茶店に置いています
なんと一脚9万円のイスも、惜しげもなく使っていました。
人の体に合うように手彫りで作られたイス。ゆったりとした時間を過ごすことができるフィット感です。
机の上には、木で作られた手のひらサイズのパズルが置いてありました。
パズルの名前は「箱入り娘の大家族(2200円)」。
奥にいる“箱入り娘”を玄関に出そうと動かしていくパズルゲームです。
これも、レトロな木のパズルで待ち時間を楽しんでもらおうという、雑貨店ならではの工夫です。
「どこよりも固く」昔懐かし固めプリン
パズルに苦戦していると、お待ちかねのスイーツが運ばれてきました。
和雑貨店なのにまるでスイーツ店顔負けの味と評判のプリン「SHIKISAIプリン(480円)」。
四季彩堂の中でも富士吉原店でしか味わえないオリジナル商品です。
SHIKISAIプリンは卵の味が濃厚に感じられる一品です。
ミネラルたっぷりの富士山の水で育てられた富士市の卵「ごとうのたまご」を使用しています。
300m以上の深い井戸からくみ上げた水を使ってニワトリを育てています。
牛乳も地元で有名な、いでぼくのジャージー牛乳を使用しています。クリーミーでさっぱりしていますがコクが感じられるそうです。
スプーンですくっても崩れない固めに作られたプリン。こだわりを聞いてみました。
いっ福茶屋 しき彩・三井恵子さん:
スタッフ一同が固めのプリンが好きだったこともあり、試行錯誤してどこのお店よりも固いプリンを目指しました
濃いめでほろ苦いカラメルは、中高年にも大人気です。 地元厳選素材使用で、ここでしか食べられないプリンを求めるリピーターも多いそう。
四季彩堂の富士吉原店は、ゆったりとした和空間と、お店の雰囲気ともマッチした固いプリンがある、特別な雑貨店でした。
■店名 和の生活雑貨店 四季彩堂 富士吉原店
■住所 静岡県富士市今泉3丁目1-3
■営業時間 9:30~18:50※喫茶10:00~17:30
■定休 無休※喫茶 水
■問合せ 0545-30-8888