夫婦で「相照す」書画を展示 小林清風・竹雅氏の遺墨展
竹風書芸会が3月19日(水)から23日(日)、小田原三の丸ホールで「小林清風・竹雅先生遺墨展―相照のかたち―」を開催する。神奈川県西部を中心に書家の育成に貢献した小林清風氏(1931―2023)と、妻である竹雅氏(1929―2021)が生前に残した作品65点を展示する。
清風氏は、照心書道会の創始者で竹雅氏の父でもある高橋竹村氏に師事した書家。「文字を客観的な物象として虚心に捉え」、「造形性や視覚性の側面を強調する」独自の作風を追求した。妻の竹雅氏は40年に及ぶ遍路行脚で、詩を書に記す活動を続けた。今回の遺墨展は孫の越後翔さんが二人の足跡を広く発信しようと企画したもの。「両先生の相照す姿をご覧いただければうれしい」と来場を呼び掛ける。会場では遺墨集も販売する。
また遺墨展にあわせ、「第23回竹風書展―オマージュのかたち―」を併催。弟子たちのオマージュ作品も展示される。
午前10時〜午後5時(初日は午後2時から、最終日は4時まで)、入場無料。会期中無休。