俺たちのバイカースタイルスナップ。旧車編
東京のバイカースタイルは、どこか力が抜けていて、そのこなれた感じが実に絵になる。そんなスタイルサンプルとも言えるファッション業界のバイク乗りをクローズアップ。街乗りにふさわしい洗練されたバイカースタイルは参考になる点が満載だ。
ナックルヘッド×ワークスタイル|無骨なチョッパーにはワークウエアがよく似合う。
東京のバイクシーンを代表するブランドのひとつであるトロフィークロージング。旗艦店の名物スタッフである河野さんは、26歳の時にナックルヘッドに乗り換えた注目の若手バイカーだ。
「チョッパースタイルのナックルなので、トロフィークロージングが体現する旧きよき時代のワークウエアは、ちょうどいい塩梅でマッチしてくれます。まだ穿いたばかりなので、汚れていませんが、ホワイトのワークパンツがオイルなどで味が出てくると、よりマッチしてくれるんです」
インディアン×リゾートスタイル|ハンドシフトだから自由なスタイルで乗ることができる。
グラッドハンドの旗艦店のマネージャーであり、顔役的な役割を果たす橋本さん。その愛車は、インディアンが倒産するファイナルイヤーとなる1953年式のインディアン・チーフだ。
「このインディアンはハンドシフトなので、シューズに制約がなく、自由なスタイルで乗れるのが醍醐味。今日はグラッドハンドが得意とする都会的なリゾートスタイルでコーディネイト。スラックスにオープンカラーシャツを合わせ、足元はグラッドハンドとリーガルのタッセルで季節感を出しています」
(出典/「Lightning 2024年7月号 Vol.363」)