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プレッピースタイルとは? 必須アイテムと定番ブランドのおすすめを紹介!

Dig-it[ディグ・イット]

アメリカ東海岸の名門私立大学に通う学生のスタイルを起源とするアイビー。そして、アイビーを軸に自由な感性を持って“着崩す”プレッピー。アメリカントラッドの代表格であるアイビーとプレッピーのうち、応用であるアイビーに必要不可欠なアイテムを紹介する。つまりアイビーの必須アイテムとして挙げられるモノは同じくプレッピーにおいてもマストアイテムとなるのだ。

PREPPY (プレッピー)の由来とは?

アイビーリーグ8校などの名門大学に入るための予備校である「プレパラトリースクール」に通う学生たちのスタイルを指す。アイビーの弟的な立ち位置や、アイビーの派生系として語られることも少なくないが、元々はお金持ちの“お坊ちゃん”に対する皮肉であったという見方もあり、その定義は曖昧だ。しかし、日本においてはファッションのスタイルのひとつとして、アイビーを軸に“着崩した”スタイルとして一般的に認知されている。

【プレッピーマストアイテム①】MADRAS CHECK(マドラスチェック)

アイビーリーガーたちのカジュアルスタイルにおいても多く見られるマドラスシャツだが、より色使いが自由なプレッピーにおいてより真価を発揮する。『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』においても「素材のなかで最もプレッピー的なものはマドラスで、インドから輸入された“本物”である必要がある」と記されている。着用を重ねて色がにじんでくることで、まるで生地が泣いているかのような経年変化も同素材の魅力である。

本場マドラス地方にて厳選した生地をアメリカンブランドのシャツを多数手掛けてきたインドの縫製工場で生産した〈バギー〉のボタンダウン。旧式の織り機によって丁寧に織ることで、手織りのような生地のネップ感を実現。軽い肌触りで真夏の着用も問題なし。各1万780円(メインTEL03-3264-3738)

【チェックポイント】

・最もプレッピーな素材
・インドから輸入された“本物”を選ぶべし
・生地が“泣いている”かのような経年変化も魅力

【プレッピーマストアイテム②】POLO SHIRT(ポロシャツ)

プレッピーにおいてまず手に入れるべきはカジュアルシャツはポロシャツ。コットン100%が好ましく、リブ編みで縁取りされたショートスリーブ、2つボタンの前立てなどがクラシックなディテールとして挙げられる。『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』に「ラコステが好まれる」との記述があるように、フランスの老舗の品質は折り紙付きだ。1枚ではもちろん、ボタンダウンシャツの中に着ることも考えるとイエローやレッドのような派手なカラーも持っておきたい。

フランスの老舗「ラコステ」のなかでもすべてのポロシャツの原型とされる名作[L.12.12]。単一の高級糸で編み上げた鹿の子生地は程よい光沢を放ち、耐久性も十分。カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいポイントだ。各1万7600円(ラコステお客様センターTEL0120-37-0202)

【チェックポイント】

・クラシックなコットン100%に限る
・BDシャツとのレイヤードが◎
・ラコステが最もプレッピー

【プレッピーマストアイテム③】SEERSUCKER(シアサッカー素材)

表面に凹凸のある涼しげなシアサッカー素材はマドラスに次ぐプレッピー的な素材。夏向けの爽やかな素材であり、視覚的にも軽快に見える。スーツで着用するのはもちろん、ジャケットとパンツそれぞれ単体でも活躍する。ジャケットであればネイビーブレザーと同様に、段返り3つボタン、ボックスシルエット、ナチュラルショルダーや袖の2つボタンなどややスポーティなディテールを持つものが好ましい。パンツの場合はストレートかやや細めのテーパードは汎用性が高い。

60年代のスポーツコートをベースに、段返り3つボタン、3パッチポケット、センターフックベントなどクラシックなディテールを踏襲。身体に馴染むように袖をやや前ぶりにすることで現代的にアップデート。3万5200円(ビームス プラス 原宿TEL03-3746-5851)

【チェックポイント】

・凹凸感のある夏向けの素材
・カンカン帽やローファーと好相性

【プレッピーマストアイテム④】EMBROIDERY PANTS(エンブロイダリー(刺繍)パンツ)

エンブロイダリー(刺繍)が入ったパンツもプレッピーを体現するアイテムのひとつ。刺繍のモチーフは、テニスラケットやゴルフクラブ、ロブスターやナンタケット島の地図などがよりプレッピーだ。『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』にはフルレングスのエンブロイダリーパンツが記載されているが、実際に着用するのにハードルが高いという人には面積の小さいショーツがおすすめ。ロングスリーブのボタンダウンシャツにエンブロイダリーショーツ、足元にはローファーというスタイルは夏のプレッピースタイルの好例だ。

左/カラフルなライフジャケットの刺繍がユニークなチノショーツ。レングスはやや短めの7インチに設計。1万9800円 右/ロブスターとレモン、ロブスタークラッカーのエンブロイダリーがキャッチーなシアサッカーショーツ。1万9800円(ともにブルックス ブラザーズ ジャパンTEL0120-02-1818)

【チェックポイント】

・テニスラケット、ゴルフクラブ、ロブスターなどのモチーフが好まれる
・刺繍だけでなくプリントやジャカードのものもある

【プレッピーマストアイテム⑤】SWEATERS(セーター)

セーターは身体の保温に便利なほか、重ね着を楽しむことができるアイテム。腰の周りに結んだり、肩に巻いたりしても粋だ。『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』にはクルーネックのシェットランドとともにテニス・プルオーバーやフィッシャーマンが必携のセーターとして挙げられる。本物思考の強いプレッピーにおいては、アウトドアやスポーツが由来のセーターが好ましい。

春夏の定番であるテニスコレクションのチルデンセーター。柔らかな印象のペールトーンのカラーリングはまさにプレッピー的。カラー糸とホワイト糸の2色の撚糸を編み上げたムラ感のある表情も魅力。2万5300円(ブルックス ブラザーズ ジャパンTEL0120-02-1818)

“バーズアイ”と呼ばれる伝統的な編み柄を採用した〈エル・エル・ビーン〉の名作。独特な表情の編み地は存在感抜群で、1枚で着るのはもちろん、インナーとしても重宝する。ウール100%。1万7600円(エル・エル・ビーンカスタマーセンターTEL0422-79-9131)

【チェックポイント】

・“バーズアイ”はアウトドア由来のアイテム
・クリケットセーターはテニスウエアが由来
・肩掛けや腰巻きなどアクセサリーとしての用途も

【プレッピーマストアイテム⑥】SHOES(革靴・スニーカー)

アイビー靴の定番6型はプレッピースタイルとも相性抜群。さらに、金具の装飾がエレガントなビットローファー、アウトドア由来のラバーモカシンとキャンプモック、そして「スペリー トップサイダー」のレザーデッキシューズとキャンバスデッキスニーカーといった、テイストの異なるよりカジュアルなシューズも選択肢に入ってくる。

(左から)『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』には、所有するべき靴として「グッチ」のビットローファーが紹介されている。同じイタリアを拠点とするファクトリーブランド「エンツォ ボナフェ」もその品質は折り紙付きだ。中底とアッパーを筒状に巻き込むように縫い合わせ、足全体を包み込むような履き心地を実現するトゥボラーレ製法にて製作。14万8500円(トレーディングポスト青山本店TEL03-5474-8725)、「エル・エル・ビーン」のラバーモカシン。1912年に登場した名作でアッパーは牛革、アウトソールはゴム素材で、濡れた路面にも対応。2万7500円、ハンドソーンによるモカ縫いが特徴的なキャンプモック。ゴム製のアウトソールはグリップ力に優れる。2万2000円(ともにエル・エル・ビーンカスタマーセンターTEL0422-79-9131)、船の甲板作業の際に滑らないために設計された波状の通称“スペリーソール”を携えたデッキシューズ。アッパーはフルグレインレザーを採用。2万9700円、内羽根式のキャンバスデッキスニーカー。こちらもスペリーソールを搭載。9900円(ともにスペリートップサイダーTEL0120-563-567)

【チェックポイント】

・アイビーシューズはプレッピースタイルとも好相性
・軽快なデッキスニーカーも選択肢

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