再々販売でようやく手に入れた『生ブラックサンダー 至高の三重奏』を食べてみた
『生ブラックサンダー』というスイーツが発売されたと知ったのは、バレンタイン商戦真っただ中の2月のこと。
『至高の三重奏』という副題が付けられたその商品は、メーカーであるユーラク公式オンラインショップで速攻完売。そして後日の再販売においても1日とたたず完売。
どちらも筆者は一歩出遅れて買えず、涙を飲んだのだが……なんと再々販売でついにゲットできちゃったのだ!
・ひと目で本命とわかるブラックサンダー
1個50円以下という激安価格から「ひと目で義理とわかるチョコ」として有名なブラックサンダーだが、生ブラックサンダーは税込2500円。ついでに言えば送料も1230円かかった。
手元に届いた箱は金色の箔押しがほどこされ、高級感ただよう仕上がり。これは「ひと目で本命(ガチ)とわかるブラックサンダー」である。もうバレンタインはとっくに終わったけど。
開封すると、四角いチョコの塊が登場。
スマホぐらいのサイズでズシンと重みがあり、ザクザク軽い食感の元祖ブラックサンダーとは既にまったく違う様子だ。
さっそく食べようと包丁をいれてみたところ、
「バキッ」
──あっ。
直前まで冷蔵庫に入れてキンキンに冷やしていたせいで、コーティングのチョコレートが不格好に割れてしまった。
味に支障はないのだが、キレイに切りたい場合は事前に包丁を温めた方がいいかもしれないね。
・洋酒香るリッチなお味
三重奏と書いてあった通り、生ブラックサンダーにはコーティングチョコ・生チョコ・チョコチップと3種のチョコが使用されているようだ。
口に入れるともったりとした食感の生チョコが徐々に体温でほどけ、洋酒の香りがほんのりとする。甘すぎず、苦すぎない絶妙な加減はちょっぴりリッチで大人向けかもしれない。
また噛むごとにビスケットやチョコチップが「ザクッ」「ボリッ」と砕ける食感の違いがおもしろく、一言で表すならば「食感に遊びを加えたテリーヌショコラ風」。
もちろん加熱して作るテリーヌと生チョコには大きな違いがあるのだが、切り分けて食べる上品さやチョコの濃厚さには通じるものがあるのだ。
ブラックサンダーをそのままやわらかい食感にするのではなく、要素として残したまま極上スイーツに組み替える点は、メーカーであるユーラクのセンスのよさ。
こんなに完成度が高いのなら2月にゲットしてバレンタインに食べたかったよ……!
残念ながら生ブラックサンダーは既に販売終了しているが、現在はブラックサンダーケーキや福袋といったホワイトデーにピッタリな期間限定アイテムが販売されている模様。
以前当サイトでもご紹介した通り、実はユーラクはブラックサンダー以外にもさまざまなチョコレート菓子を手掛ける チョコのスペシャリスト的製菓メーカー。
ブラックサンダーが好きな方はもちろん、純粋にチョコレートスイーツが好きな方も満足できるアイテムが見つかるかもしれないぞ!
参考リンク:ユーラク 公式オンラインショップ
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.